2022年秋冬シーズンに登場する別注やエクスクルーシブのなかでもバイヤー渾身の逸品、全10アイテムを公開。
SHIPSでしか買えないアイテムにはいずれもルーツやストーリーが存在し、ワードローブに生き続ける定番が見つかる。

Barbour

着丈と軽さに注目したい
ネクスト・バブアー

1960~90年代後半まで展開されていた、初期モデルとしても有名な「GAMEFAIR」を別注。フィッシングや狩猟用に開発され、乗馬や競馬の観賞用としても親しまれたモデルで、ジャケットも隠れるミドル丈の着丈が特徴的なデザイン。生地には4ozのライトウェイトワックスドコットンを採用。定番の「BEDALE」などに用いられる6ozのミディアムウェイトに比べて約30%も軽く、今日的でロングシーズン着られる。ジップでは、開閉によりコイルの色が削れてゴールド×シルバーの配色になった、80~90年代の古着の雰囲気を表現した。袖部分はラグランスリーブにインナーカフの仕様。

バイヤー
瀬谷 俊法

ロングコートやショート丈アウターに飽きてしまい、カッコつけ過ぎないミドル丈アウターが気になっていました。そこで注目したのが「GAMEFAIR」。4ozの生地を採用することでモダンにアップデートしました。ヴィンテージ仕様のディテールも、すごく気に入っています。

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¥64,900(inc. tax)


リバースウィーブ®の
別注2トーン

スウェットシャツが縦方向に縮むのを軽減するために、本来縦に使われる生地を横方向に使用した「リバースウィーブ®」。1938年に<Champion>が製法特許を取得して以来、その高いクオリティはミリタリーやアスリートたちにも認められてきた。今回のこのリバースウィーブ®のSHIPS別注は、ヴィンテージでも希少とされている、脇から裾にかけて配色にしたデザイン。タフなWステッチ使いやサイドリブなどの象徴的なディテールはそのまま、ネックの天巾を詰めてアームホールをやや細くし、'90sのモデルをもとにしたサイズ感でカジュアル度を今の気分に更新した。

バイヤー
瀬谷 俊法

ヴィンテージ・リバースウィーブ®のなかでも珍しい2トーンモデルをベースに、自分がリバースウィーブ®を着ていて気になっていた部分にアレンジを加え、今っぽい空気感で着られるデザインにしました。配色はあえてベーシックに。定番にこそ、新しく映るディテールやサイズ感も大切にしたいですね。

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¥12,650(inc. tax)

Champion


Dickies

大人が着たい
ディッキーズ

チョアジャケット(カバーオール)とカーコートの中間のような、ミドル丈のジャケットを完全別注。身生地にカツラギの製品染めを、襟と袖口裏にはカバーオールのディテールからコーデュロイを使用。<Dickies>のワークウェアらしさを出しながら、フロントボタンを比翼仕立てに、パッチポケットのスナップボタンも隠したミニマルな仕様に。ネームタグは後ろの右裾部分に配置し、ステッチワークもワークテイストになりすぎないようなさじ加減を探った絶妙な仕上がり。大人が着てしっくりくる<Dickies>を、新しい着丈のアウターで。

バイヤー
瀬谷 俊法

Ralph LaurenやL.L.Bean、Eddie Bauerなどの古着で見かけるような、ミドル丈のアウターが絶妙で。ディテールは極力表に出さず、ステッチワークにもこだわりました。春夏シーズンでは“874”をベースにしたワークチノパンツを別注したのですが、これが好評で、秋冬も継続して展開します。大人が着たい<Dickies>ってこんな感じ!をかたちにしました。

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¥27,940(inc. tax)


ワザあり別注で
カーディガンが登場

昨年からのトレンドであり、季節をつなぐ便利なアイテムとしても注目したいカーディガン。1970年頃からライセンス契約を結んだアメリカのIZOD社が生産していた<LACOSTE>のカーディガンをベースに、ディテールも当時のものを再現。台襟なし、袖口のターンバック仕様、ボタンも黒蝶調のものを使用している。当時のものは糸がアクリル100%の簡素な作りだが、ここはSHIPS別注、コットン100%で、胸元にはSHIPSだけの「青ワニ」ももちろん健在。ゆったり着てもどこか清潔感があり、アメリカ的な<LACOSTE>をきれいめに着る新しさが楽しめる。

バイヤー
瀬谷 俊法

サイズ感も当時のものをベースに少し調整しています。ゆったり着用することもできるように、3~6の4サイズで展開。カラーは定番のブラック、ネイビーに、オーセンティックなライトブルー、トレンドのグリーンと4色です。コットン地にしたことできれいめにも着用でき、幅広いシーンで活躍するはずです◎

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¥23,100(inc. tax)

LACOSTE


Clarks

カジュアルな足元に
'90sのエッセンス

1825年にイギリスの南西部に創業し、英国伝統のオーセンティックシューズブランドとなった<Clarks>。1966年に誕生した「Wallabee」のユニークなモカシンスタイルは、サーフスタイルやヒップホップカルチャーと結びつきながらブームを巻き起こし、'90sのリバイバルを受けて再び注目を集めている。そんな「Wallabee」から、国内エクスクルーシブとなるSHIPS限定カラーが登場。マスタードのような“ Oak Suede “、濃いネイビーの“ Ink Suede “の2色で、バインディングからクレープソールまでワントーンで統一されたデザイン。

バイヤー
吉田 卓弘

「Wallabee」の限定色はともに、今シーズンのブリティッシュスタイルにもマッチする上品な色合いです。通常のスエードよりも毛足が長い「Hairy Suede」を使用した、ヴィンテージ調の味のある表情も◎。確かなクオリティのアイコニックで普遍的なアイテムは、新しい季節の足元にぴったりです。

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¥26,400(inc. tax)


フレンチらしい
エスプリが利いたモッズパーカ

SHIPSでエクスクルーシブ展開している<MARCEL LASSANCE>。フレンチアイビー全盛期の時代に台頭し、当時のパリでその名を轟かせた同ブランドに再び注目したいのは、モード感とドレス感を持ち合わせた趣きでありながら、ベーシックで着る人を選ばないから。—SHIPSでは、同ブランドのアイコンともいえるモッズパーカを復刻別注。ゆったりとしたシルエットの90年代のモデルをそのまま採用し、素材にはOLMETEX社の超軽量ナイロンを使用。控えめなフィッシュテールにも、フレンチならではの上品さが漂う。大人のカジュアルに必要な適度なバランスが凝縮された、モダンに見える一着。

バイヤー
瀬谷 俊法

スタッフからの信頼も厚い<MARCEL LASSANCE>。かつてのアメリカン・プレッピーをフランスで再現したスタイルに定評があります。この薄手のナイロンコートはロングシーズンで着られ、カジュアルからドレスまで幅広いシーンで活躍しますし、大人のワードローブには欠かせない一着です!

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¥79,200(inc. tax)

MARCEL
LASSANCE

GUY ROVER

エレガントな
ウエスタンシャツ

マシンメイドのドレスシャツとしては世界最高峰のひとつとして知られている、イタリアを代表するシャツブランド<GUY ROVER>。今シーズンのコレクションにも見られたカジュアルなウエスタンシャツを、スーチングやジャケットスタイルにも合うように変更を加えて昇華。ドレスシャツのフィッティングを採用し、ネクタイも合わせられる大きめの襟にアレンジしているため、タイドアップやスカーフ使いのスタイルも楽しめる。

バイヤー
今村 恭平

この白い生地はインラインにも存在しなかった素材を特別に手配していただきました。今までにあまり見たことのない、どこかエレガントなウエスタンシャツ。昔ラルフ・ローレン氏がウエスタンシャツにネクタイを合わせていたスタイルがものすごくカッコよくて、そこから着想した今回の企画。カジュアルでの着用はもちろん、ドレススタイルにぜひ取り入れてみてください。

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左)¥24,970(inc. tax)

右)¥24,970(inc. tax)


こだわりが光る
クラシックな足元

ライン生産では表現できない、知恵と温もりのある丁寧なものづくりに定評のあるドレスシューズブランド<Polpetta>とタッグを組んだ、SHIPSのエクスクルーシブブランド<Lo spago>。ライニングを袋状に縫うボロネーゼ製法とグッドイヤーを融合させたコンビネーションローファーは、今回が初となるスエード素材。一方で、ローファーやサイドゴアなど、スーツの足元の傾向としてしばらく続いた紐なしシューズから英国らしいスタイルにシフトしたチャッカブーツも、新鮮なスーチングスタイルを実現する。

バイヤー
今村 恭平

<Lo spago>では、デザイン性と機能性を兼ね備えたワンランク上の独自のスタンダードを、ハイクオリティ&ミドルプライスで提案しています。現存する工場では敬遠されるような手法を駆使したこだわりが光る、他では絶対に真似のできない独特な柔らかい履き心地を体感できます。

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左)¥47,300(inc. tax)

右)¥53,900(inc. tax)

Lo spago


Stefano Cau

最高峰の美学が宿る
新しいネクタイ

イタリア繊維産業の聖地コモの地で、長年一流ブランドのネクタイを手がけてきた実力者であり、最高峰の品質と縫製によるものづくりでドレス界を魅了するステファノ・カウ。「服地で、剣先がフリンジ仕様」という他ではまず見かけないネクタイのオーダーが、彼の手によって実現した。ジャケットに使用されるハリスツイードを採用したスフォデラート仕様で、服地である分秋冬の服と馴染み、新しい雰囲気のVゾーンが完成する。チェックやヘリンボーンも相まって、ブリティッシュなムードに溢れた一本。

バイヤー
今村 恭平

イメージソースはスコットランドの音楽隊が締めているようなフリンジ仕様のネクタイだったのですが、今回もカウさんが、僕の難題なリクエストを全力で受け止めてくれました!彼自ら、素材のメッカであるビエラ地区まで出向いてくれたり、お互いの理想を突き詰めて完成した商品。Vゾーンでも今シーズンのテーマを象徴するような、自信作です。

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無地)
¥18,810(inc. tax)

ヘリンボーン)
¥18,810(inc. tax)

ウィンドウペン)
¥18,810(inc. tax)

タータンチェック)
¥18,810(inc. tax)


正統派の定番
ビジネスアウターが進化

<LAVENHAM>の定番モデルである「RAYDON」をベースに、中に着用するジャケットの着丈がきちんと隠れる絶妙な着丈設定を行ったSHIPS完全別注型のモデル「KEDINGTON」。パターン寸法はそのまま、肩周りのバランスとアームホールを調整し、袖の収まりが良くなるようパターンを引き直すことで、着用感をアップデート。さらにポケットの仕様をスラントポケットへ変更し、より使い勝手のいいビジネスコートに仕上げた。

バイヤー
今村 恭平

これまではカジュアルスタイルとの汎用性を重視していましたが、ビジネスシーンでより重宝するアウターを目指して改良しました。ショート丈でステンカラーのコートにつくようなスラントポケットになっているものはあまりないですし、着用感が向上しているので、ぜひ袖を通してみて欲しいです!

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¥49,500(inc. tax)

LAVENHAM

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