SHIPS any, Miyako Takayama

高山都さんの
“この冬着たい” WISH LIST

モデル・女優、ラジオパーソナリティーなど多方面で大活躍する高山都さん。
自分らしく、丁寧に。そんなライフスタイルを実践し、
高山さんらしいナチュラルでセンス溢れるファッションスタイルに多くの女性から支持と注目を集めています。
今回はSHIPS any秋冬コレクションから、高山都さんが”この冬に着たい”アイテムをセレクト。
自身でスタイリングしたおすすめのコーディネートとともに、高山さん流スタイリングテクニックを伺いました。

01

Knit Cardigan

Miyako’s Styling Tips

カーディガンをベーシックに着るのも良いですが、ボーダー柄セーターをストール代わりに上から掛けて、さらにニットのベレー帽を合わせた、ニット×ニット×ニットの遊びのあるスタイリングにしました。インナーのベーシックな白Tシャツやストンとしたシルエットのパンツのおかげで、カジュアルになりすぎず、シックにまとまります。アクセサリーにパールを入れたり、レザーの小物や靴を合わせることで子供っぽくもならない、大人のカジュアルスタイルになります。トリコロールのカラーでフレンチっぽいイメージにまとめました。真っ赤なトマトレッドというか、発色の良い赤が好きです。真っ赤な赤を着ると、真冬でも顔周りが明るく見えますし、今、マスクを着用するのでメイクに赤のリップを差してもどうしても隠れてしまうので、リップ代わりに洋服で色を差すことをよくしています。

Pick Up Item

程よいボリュームとざっくり感が可愛い、ニットカーディガン。極太番手の糸を使用して、身頃はハンド風に、袖は贅沢にハンドニットで仕上げた存在感のあるカーディガン。ボタンを閉めても、開けてゆるっと羽織ってもバランス良く着用できる万能アイテムです。

02

White Pants

Miyako’s Styling Tips

センタープレスが入ったパンツはそんなに持っていないのですが、年齢を重ねるにつれ、綺麗めなボトムスも気になっています。それを今の私らしく、カジュアルな要素を足して着るのがいいなと。洋服は白をベースにして、パンツのボタンの色に合わせて、小物や黒縁の眼鏡、足元を黒のレザーシューズで少し辛口要素を足すと、ほっこりしないスタイリングにまとまります。差し色でブルーのストールを合わせました。センタープレスのパンツはキレイめなスタイリングもできますが、ざっくりとしたローゲージニットを合わせて崩して着るのが一番私らしい着こなしです。

※その他私物

Pick Up Item

ウールライクな温かみのある表情を持つリサイクルポリエステル混素材のワイドパンツ。ややハイウエストに仕上げたウエストライン、センタープレスでスタイルアップも◎。サイドに付いたボタンがアクセントとなり、シンプルながらもこだわりのあるデザインです。

03

Jacquard
Shirt One-piece

Miyako’s Styling Tips

一枚で着るのはもちろん、タートルネックを合わせることで、これからの季節だと温かくもなるし、抜け感も演出できます。胸元を開けて着るときはインナーを見せる代わりに、あえてタートルネックで詰まりを作ってあげるとバランスも良くなって程よく締まりますし、可愛くなりがちな黄色にはインナーやシューズなどに茶系アイテムを合わせることで、優しく柔らかな印象になりますよね。外食する時や結婚式の二次会などでは、同素材のパンツを合わせてセットアップで着るのもいいし、そんなときはインナーも綺麗に見えるモノやアクセサリーを合わせることで華やかになります。このワンピースは甘すぎなくて、着回しも効く。そしてちょっと辛口にも寄せられて、色々なシーンで着れる。今年だったら一枚でサラッと着て、足元にロングブーツを合わせたり、デニムを合わせてカジュアルコーデにまとめるのも良いですね。

※その他私物

Pick Up Item

普段からワンピースが大好きという高山さんがセレクトしたのは、クラシックなモチーフ柄のジャカード素材のワンピース。上品な光沢感と発色の良いカラーで、重たくなりがちな冬のコーディネートを明るく演出してくれます。程い良い肉感と張りのある素材、裾にかけて広がるAラインシルエットが相まって、体のラインを拾わずすっきりとして細見え効果も抜群。同素材のパンツを合わせてセットアップで着用もできます。

04

Midi Double Coat

Miyako’s Styling Tips

ポイントはブルー×白×黒のパキッとした配色に、あえてレオパード柄を合わせてエッジを効かせてみました。だけど、中に白×白のオーバーオールとブラウスでクリーンな印象で合わせたので、ちょっとエッジを効かせたぐらいのほうが、バランスが良いかなと思います。もちろん、普通に無地の合わせでも良いのですが、ここにちょっとレオパード柄で今年の秋冬っぽくすると、いっきに華やかにバランス良くまとまります。ブルーの色も映えますし、ブルーと茶系はすごく相性も良いですし。あえて冬晴れの日に、ぱきっとした空の色みたいに、ブルーと真っ白でまとめると凄く清々しい気持ちでおしゃれできそうですね。

Pick Up Item

程よいミディ丈のダブルのチェスターコートは、様々なボトムスやスタイリングとも相性が良く幅広いシーンで大活躍間違いなし。裾にかけて丸みのあるコクーンシルエットは後ろ姿もこなれた印象に仕上がります。ノンミュールジングの羊の毛を使用したこだわりのオリジナル素材は、しっかりとした生地ながらも滑らかな肌さわりで着心地抜群です。

05

Men's Knit Wear

Miyako’s Styling Tips

メンズサイズのストンとしたシルエットを女性が着ると、ある意味ちょっと色っぽいなと思って。90年代の映画のように彼氏の洋服を借りて着ているのをイメージして。オシャレをするときに何かストーリーがあるのも面白いなと思います。パートナーと共有しているものがあったら、それを着てみるのも素敵だなと思って。今の時代っぽく、あえてそれを女性らしく着るのもいいですね。ただ、メンズアイテムを着るときは普通に着ちゃうと、何も考えてないっ?てなっちゃうので、着た時のたゆみや自分のバランスに良い絶妙な緩さがでるサイズを選んでいます。デニムやニットなども、あえてちょっと大きめのサイズにして。ちょっとお尻が隠れて大きめに着るときは、細身のデニムも良いですが、あえてストレートデニムを合わせて90年代っぽく、ちょっと彼氏のを借りて着ちゃった時のイメージで。ニットの中から白Tシャツを覗かせたり、パールやシルバーのアクセサリーやリップで女性らしいアクセントを付けて、メンズ感95%、残りの5%で女性らしさを入れてみました。このニットで他のアイテムを合わせるなら、柔らかい素材や薄手のロングスカートやタイトスカートを合わせても良いし、今年っぽくするならショートパンツやブーツを合わせても可愛いと思います。

Pick Up Item

1929年にスコットランド東海岸で創業し、伝統的なニットセーターを作り続けるファクトリーブランド「Harley of Scotland」にSHIPS anyが別注したノルディックセーター。差し色を配置するのが一般的な求心編みを、あえて同系色で編み上げることで落ち着いた色味の大人が楽しめるセーターです。モックネックにして首回りも温かみのあるデザインです。

06

Big Lapel
Long Coat

Miyako’s Styling Tips

デニムジャケットとパンツをセットアップで着てロングコートを合わせる、今年の冬こそは挑戦してみたいなぁと思っていたスタイリングです。ロングコートが縦長を作ってくれるから、中に着るもので遊べる自由度が生まれます。インをデニムの色で繋げることですっきり見えるし、デニムをセットアップで着ることは難易度が高い印象がありますが、ロングコートがそれを和めてくれる、冬だからこそできるレイヤードスタイルです。ロングコートは色々な着こなしが楽しめて万能なので、コートの中で一番好きです。ネイビー系でまとめるとちょっと重くなりがちなので、赤リップで色を差して、上にちょっと明るめの色を入れると全体的に明るくもなります。

Pick Up Item

大きめなラペルが印象的なオーバーサイズのロングコート。ロング丈でも程よくゆとりがあって動きやすく、ラフに羽織ってもサマになるニュアンスのあるシルエットです。羊本来の自然のままのやさしい飼育方法にこだわったノンミュールジングの羊の毛を使用した、SHIPS anyがオリジナルで作り込んだこだわりの素材です。

Profile

高山 都 Miyako Takayama

モデル・女優

1982年生まれ。モデル、女優、ラジオパーソナリティーなど幅広く活動。趣味は料理とマラソン。
「#みやれゴハン」として料理やうつわなどを紹介するインスタグラムが人気。 趣味のマラソンでは、横浜マラソン2016を3時間41分で完走の記録を持っている。
著書『高山都の美食姿』(双葉社刊)シリーズ1〜4も好評発売中。
@miyare38

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