SHIPS any, anytime.

いつも着ていたい、SHIPS anyの服
いつでも、どこでも、誰にでも似合う服。
SHIPS anyの目指す「いつも着ていたい服」って
例えばどういうもの?モノ選びに一家言ある目利きたちが、
いつもそばにあるAnytimeな服を語ります。
目利きならではの審美眼や着眼点は、
定番スタイルを探している方の参考になることでしょう。

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黒のユーティリティスニーカー スタイリスト 岡部俊輔さん

独特の色彩感覚や抜け感で、センスよく見せるスタイリングに定評のあるスタイリスト・岡部さん。メンズからレディスまで、雑誌・広告・アーティストと幅広く手がける岡部さん自身のライフスタイルに手放せないファッションアイテムって?
  • Q岡部さんのファッションスタイルは?
    Aデザインされすぎていないシンプルなアイテムをベースに、質のある小物を合わせるスタイルが多いです。スタイリストという職業上、自分の服のテイストに左右されて見られたり、ジャンルでくくられたりしたくないので、飾らない事が自分らしいスタイルかなと思っています。人を飾る分、自分の服装は極力シンプルにして、頭の体力を温存しておきたいっていう理由もありますが(笑)。
  • Q影響を受けた人は?
    A海外のストリートや知り合いのショップ、同業者など、色々な方から影響は受けています。今もルーズなシルエットのパンツを履くのは、あるブランドの店員さんの着こなしを真似てからです。
  • Q服選びで重視する点は?
    A車に乗ることが多いので、乗り降りしやすいようユーティリティ性を重視しています。あとは洗濯に気を使わず、買い替えがきくもの。そうなると大量生産系の物になるのですが、歳とともにある程度、物の本質を見るようになってきたので、そのなかでもファクトリーブランドなどの、リーズナブルで質のある物を選ぶようになりました。
  • Q手放せない定番アイテムは?
    A車を運転するので、足元は基本的に毎日スニーカー。特に今は、トレランシューズにハマっています。
  • Q好きなポイントは?
    Aスペックの高さとデザインですね。山肌を走るシューズなのでグリップがきいて、ロケでも滑らないしすごく軽い。よく履くルーズなパンツは、足元にボリュームがないと裾つぼまりになってバランスが悪いんですが、この手のスニーカーはぽてっとしたボリューム感があるので、合わせやすいんです。
  • Q特に気に入っているアイテムについて
    A 知り合いのショップで見つけた、〈ニューバランス〉の日本未入荷のトレランシューズです。スポーツアイテムだとロゴが目立つのですが、その靴はオールブラックで、アッパーのブランドアイコンやロゴまで真っ黒。自分はシンプルでマットな服を着ることが多く、足元にあんまりテンションをつけたくないので、ロゴが隠れているのは魅力的でした。
  • Q買い足すときに、選ぶポイントは?
    A履き心地が良くて、余計なデザインが入っていないもの。できれば、日本であまり流通してないものだとテンションが上がります。
  • Q仕事で活躍するときは?
    Aスタイリストの仕事って、リースや搬入、搬出が多く、運送業者の方と同じような動きなんです。だからユーティリティスニーカーは、どんな現場でも頼りになるアイテムです。
  • Q最後に、岡部さんのファッションの信念があれば教えてください。
    Aスタイリストはすごくファッショナブルで奇抜なイメージがあると思うのですが、自分はもっとリアルに寄った、フラットな感覚でいたいと思っています。一般的な方から見ても理解できるコーディネートだけど、色使いや抜け感でどこかセンスがいい。そんなスタイリングを、仕事でも自分の装いでも続けていきたいです。
Shunsuke Okabe

1983年生まれ、神奈川県出身。メンズ・レディース問わず、雑誌やブランドのカタログ、広告などで活躍するスタイリスト。俳優やミュージシャンからの信頼も厚い。

HP: http://www.um-tokyo.com/okabe/
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