SHIPS any, anytime.

いつも着ていたい、SHIPS anyの服
いつでも、どこでも、誰にでも似合う服。
SHIPS anyの目指す「いつも着ていたい服」って
例えばどういうもの?モノ選びに一家言ある目利きたちが、
いつもそばにあるAnytimeな服を語ります。
目利きならではの審美眼や着眼点は、
定番スタイルを探している方の参考になることでしょう。

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色鮮やかなフレアスカート ファッションエディター 大平かりんさん

“365日同じコーディネイトはしません?”というモットーを持ち、個性的な着こなしでファンも多いファッションエディターの大平かりんさん。洋服をこよなく愛し、毎日自分らしいファッションを楽しんでいる大平さんの、手放せないアイテムとは?
  • Q大平さんがファッションに興味を持ったのは?
    A中学生の頃からです。当時から映画や音楽、アイドルといったカルチャー全般が好きで、何かにハマるとそのバンドや映画の主人公など、その人そのものになりたくなっちゃうんですよ。彼らのスタイルに影響を受け、ファッションを真似するといった行為が、服に興味を持つ始まりだったのかなと思います。
  • Qファッションのスタイルに変化は?
    A10代、20代は“誰かになりきる”というスタイルを続けましたが、30代になると真似する対象がなくなって、今までいろいろ着てきた雑多な感じがスタイルになり、自分らしさが確立されました。今はクローゼットには最新モードからグランジやパンクの要素、古着時代のものなどいろいろなジャンルがあって、それを毎日MIXして着ています。
  • Q定番の着こなしは?
    A毎日他種多様なスタイリングをしているように思われがちなのですが、自分のユニフォーム的なスタイルがあります。それが、ジャケットとハイネックニットに、ボリュームのあるフレアスカートを合わせるスタイルです。男性のスーツカルチャーがかっこいいなと思ったのがきっかけで着はじめ、服をコミュニケーションツールだと考える自分にとっては、スーツやユニフォーム的な装いは知的な遊びみたいで楽しいです。
  • Qこのスタイルの好きなポイントは?
    A上半身はマスキュリンで下は女性らしいという組み合わせが、ギャップがあって面白いなと思って。一つのスタイルの中に男性らしさと女性らしさがあるムードがすごく好きなんです。
  • Qお気に入りのフレアスカートについて
    A数えきれないくらい持っていてどれも気に入っているので、一番というのはないですが、持っているのは全部色や柄、素材で遊んでいるものばかりです。
  • Q買い足すときに、選ぶポイントは?
    A鮮やかな色だったり、柄が個性的なものを選びます。色はグリーンとピンクが好きで、その掛け合わせも好きだし、それぞれ一色で全身コーディネートしたり、グラデーションコーデをしたりすることも多いです。グリーンのスカートはまだ持っていないので、素敵なアイテムに出会ったら手に入れたいですね。
  • Q大平さんにとって、フレアスカートはどんな存在ですか?
    Aいわば、デニムみたいな感じですね。すごく特別なものではないけど、自分のクローゼットの中の定番でスタンダード。夏は素足で、冬はタイツとブーツでバランスがとりやすくて、一年中履けるところも気に入っています。
  • Q最後に、ファッションの信念があれば教えてください。
    A洋服は人をアップデートする力があって、着るもので人は作られていると考えています。今はカジュアルな服装で会社にも行けるご時世ですが、気持ちがシャキッとする服を着るとその人の在り方も気持ちも変わるから、私は自分のユニフォーム的なスタイルを楽しみたいです。あとよくどう考えてコーディネートしているかを聞かれるのですが、自分に似合うかどうかは実は気にしてなくて、一着一着、大好きな服を着ているだけ。かわいいものに囲まれている多幸感を得られるのは、ファッションの魅力だと思うから。
Karin Ohira

雑誌『GINZA』をはじめ、ファッションメディアで活躍するファッションエディター。“365日同じコーディネートはしません?”をモットーに、更新しているインスタグラムの私服スナップも人気。

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