現代都市に必要なプロダクトを世に送り出していく事を使命としたレーベル
City Ambient Products

多様に変化を遂げていく生活環境。
現代都市の中でこれからの製品に求められる可変的、
或いは普遍的な要素を取材を通じて深堀りしていきます。

第2回目となる今回は
City Ambient Products
グラフィックデザイナーである
三浦 国晴氏に話を聞いた。

Q.  貴方にとって欠かせないプロダクト、それらに求める要素/条件とは何ですか?

A.  デザインの仕事をしているという事もあり、写真やグラフィックの書籍を中心に購入する事が多いのですが、Tシャツなどのアパレル製品は割と軽い気持ちで購入するのに比べて、書籍はインスピレーション(感覚)で購入するというよりもリファレンス(参照)であったりいつか参考になりそうなものだったりと、アーカイブ的に所有しておくべきだと思うものを購入する傾向が多いと思います。
月並みな表現ではありますが「残るモノ」が条件に入ると感じます。

リファレンス(参照元)としての役割を果たすことが多いという
書籍のコレクション。
同レーベルも例外ではなく参考とする部分は多いとの事。

Q.  レーベルのロゴにはどのような意味や意図が込められていますか?

A.  レーベルのロゴは、ディレクターの瀬谷を含む立ち上げメンバーで何度も何度も検討を重ねて作り上げました。
デザイン案はたくさんあったのですが、近年流行りのグラフィックの潮流として、直線的ではなく曲線的なロゴデザインがファッションの分野や、レーベルのインスピレーション源の一つ、電子音楽の分野でも見かける事が少なくなく、今日的な気分にもマッチするグラフィックだという事で最終的に今の形式に落ち着きました。

また、City Ambient Productsはそのまま読むと長いため自分たちの中では、それぞれの頭文字からとってC.A.P.(シー・エー・ピー)と読んでいるのですが、ロゴのデザインもよく見るとCとAとPが隠れており、実はレーベル名をそのまま表した象徴的なシンボルマークとして成り立っています。

現在のロゴが出来上がるまでの過程を
今回の企画のために特別公開。

Q.  City Ambient Productsの商品の中で思い入れのある物はありますか?

A.  TVアニメ〈攻殻機動隊〉コラボのTシャツが特に思い入れがあります。
商品のグラフィックはもちろん、販促計画まで自分と瀬谷を中心にファンだからこそ丁寧に時間を掛けて計画してきました。
最近はアニメの古着人気がとても高まっていることもあり、現行のアニメTシャツも昔のアニメから今人気な作品までかなり盛り上がっています。当然、攻殻機動隊のTシャツもいろんなブランドから昨年より発売されていますが、物語を象徴するような作中のシーンを使ったTシャツは、どこもまだやっていないと思い作らせていただきました。

曰く特に推しだという、
タチコマとバトーの会話シーンがプリントされたこちら。
特に印象に残ったこのシーンを使用できたことが
一人のファンとして貴重な体験だと感じたそう。
詳しい内容に関しては是非アニメを視聴して確かめて欲しい。

また先程のロゴの話にもつながるのですが、テクノミュージシャンでAphex Twinという巨匠がいます。
C.A.P.のロゴマークはAphex Twinのロゴマークにインスパイアされているんですが、このAphex Twinのロゴマークを手掛けたPaul Nicholsonは、実は作中に登場する〈笑い男〉のロゴマークを手掛けた人物としても知られており、そういった背景でつながっているという点でもこの作品とコラボレーションできた事はとても光栄ですね。
やや脱線しましたが、このTシャツをきっかけに本作シリーズに興味を持ち、〈攻殻機動隊〉の面白さを伝えるアイテムになれば最高です。

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City Ambient Products
Graphic Designer
三浦 国晴

City Ambient Products
Graphic Designer
三浦 国晴

City Ambient Productsのアートデザインや
SNSのディレクションなどを主に担当。
レーベル名にもあるAmbient Musicへの造詣も深い。

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