- いつも着ていたい、SHIPS anyの服
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いつでも、どこでも、誰にでも似合う服。
SHIPS anyの目指す「いつも着ていたい服」って
例えばどういうもの?モノ選びに一家言ある目利きたちが、
いつもそばにあるAnytimeな服を語ります。
目利きならではの審美眼や着眼点は、
定番スタイルを探している方の参考になることでしょう。
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- オーバーオール ビューティライター AYANAさん
- 雑誌やカタログなどで美にまつわる執筆を手掛け、コスメブランドの商品開発やディレクションにも携わる、ビューティライターのAYANAさん。昔から音楽とファッションが好きだったというAYANAさんの、手放せないアイテムとは?
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- QAYANAさんがファッションに興味を持ったのは?
- A中学生のときです。グランジやロックンロールといった音楽が好きで、ミュージシャンのファッションを真似していました。高校ではキム・ゴードンやパティ・スミスがファッションアイコンになり、パリコレを見始めたのもこの頃。〈ヘルムート ラング〉が好きだなとか、“かわいい”より“かっこいい”方が好きだなといった、自分の好きな系統が分かってきましたね。
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- Q今とスタイルに変化は?
- A根本的にはあまり変わっていないですね。大学で『Purple』や『self service』などの海外モード誌を見るようになると、ハイファッションの要素がプラスされたり、社会人になってからはスニーカーも履くようになってストリートテイストが加わったりと、少しずつアップデートはしています。
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- Q服を選ぶ基準は?
- A直感です。家で洗えるかとか、着回しとか全然気にしないです。テンションが上がるかが大事で、いいと思ったら買うし、むしろ“いいかもしれない”でも買っちゃいます(笑)。
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- Qブランドにこだわりは?
- Aアントワープ系のファッションが好きで、お気に入りのブランドはいくつかありますが、デザイナーが変わるとブランドのテイストが変わってしまうじゃないですか。だから“このブランドだから買う!”ということはなく、気に入ったものを買っています。
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- Q定番アイテムは?
- Aオーバーオールです。大人が着ると幼く見えて、着こなしが難しいアイテムだと思っていたのですが、3年ほど前にデニムパンツにストラップがついているデザインのオーバーオールを見つけて購入。それにロンTを合わせてみたらいい感じで、これはいけるかも!と思い、好きになりました。
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- Qどんなときに着る?
- A動きやすく、汚れてなんぼのアイテムだと思っているので、色材を使った化粧品開発の時などはわざと着て、汚して慣らすようにしています。あと、大人としていいのかって感じなのですがTPOを気にせず着たい服を着るタイプでして、オーバーオールも好きなときに着ています。人に取材するときも着ていっちゃいます(笑)。
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- Q着こなしについて
- A 袖口のリブが詰まっていて、二の腕部分にグラフィックが入っているロンTが大好きで、よく合わせています。または少しドレスアップさせて、薄手のニットを合わせてもバランスがいい。靴はスニーカーを合わせています。
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- Qこのアイテムはどんな存在ですか?
- A歳をとってから似合うようになった、とても便利なもの。今は何を着ても幼くならない年齢なので、若く見えそうなアイテムでもちぐはぐにならず、逆にハマるなと実感しています。それにオーバーオールは着脱が面倒なイメージがありましたが、着てみると便利すぎて全く気にならなくなりました。ワードローブに欠かせない存在です。
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- Q最後に、AYANAさんのファッションの信念があれば教えてください?
- A私、「お得」と「一生モノ」って言葉を信じてないんです。高価だけど良質な一点物だから、長く使えてお得ですよとか、セールで安くてお得とか、そういうのは実感したことがなくて…。“ここは気に入ってないけど安いから買おう”、というのは絶対にしたくなくて、その時々で好きなものを、思いっきり着る。それが、ファッションを楽しむということなのかなと思っています。
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AYANA
ビューティライター。コラム、エッセイ、取材執筆、ブランドカタログなど、美のために生み出されたモノや美に携わる人々についての執筆を行う。化粧品メーカー企画開発職の経験を活かし、ブランディング、商品開発などにも関わる。2020年より、文章講座EMOTIONAL WRITING METHOD(#エモ文)を始動。〈OSAJI〉メイクアップコレクションディレクター。
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