SHIPS any, anytime.

いつも着ていたい、SHIPS anyの服
いつでも、どこでも、誰にでも似合う服。
SHIPS anyの目指す「いつも着ていたい服」って
例えばどういうもの?モノ選びに一家言ある目利きたちが、
いつもそばにあるAnytimeな服を語ります。
目利きならではの審美眼や着眼点は、
定番スタイルを探している方の参考になることでしょう。

25
サマーセーター ミュージシャン/OKAMOTO'S オカモトショウさん

バンド結成時の学生の頃から、ステージではメンバー4人で衣装の方向性を揃えているというOKAMOTO'S。そんな人気バンドのフロントマンとしてヴォーカルを担当するオカモトショウさんの、ファッションのこだわりとは?
「OKAMOTO'Sはお金を払ってでも見たい価値のあるバンドでありたいと思っているので、ライブのときはきちんと衣装を決めてステージに立っています。それはメンバーに出会った中学校のときからそうしていて、中高ともに私服の学校ということもあり、よくメンバーと下北の古着屋に行って私服やライブ衣装を買っていました。当時は90年代の音楽にドハマリして、カート・コバーンっぽいモヘアのセーターを探したり、ローリング・ストーンズの写真を見て赤いベロアのジャケットを買ったり、音楽と連動したファッションをしていましたね。今は好きなものを着ていて形容しやすいスタイルではないですが、音楽のエッセンスを感じるブランドが好きでよく着ています。
数年前にアメリカにある父親の実家に遊びに行った際、父が置いていった80年代くらいのサマーセーターを見つけたんです。普段はあまり手に取らないノーマルなデザインと形だったけれど、綺麗な淡い緑色が気に入って、譲り受けることに。僕はフォーマルな格好も好きなのですが、サマーセーターはカジュアルにもフォーマルにも合わせられることに気づき、それ以来春になるとよく着ています。何より父親のお下がりっていうのがこっ恥ずかしいけど嬉しい。次に買うときは、装飾されていたり編み地が柄になっていたりと、何かデザインでプラスされているようなセーターを見つけたいです。いい服に出会えていい気分になれたら、もっといい音楽が作れるような気もするので」
〈SHIPS any〉のお勧めは、福岡発のメンズブランド〈FUJITO〉からセレクトした、綺麗なパープルが春らしい一枚。職人の手による物づくりを大事にしているブランドらしい、つくりの良さと気の利いたデザインが魅力です。
素材はコットン100%。8ゲージの糸を使い、あぜ編みで編まれたざっくり目のローゲージニットです。ひじ部分は編み地を切り替え、エルボーパッチをモダンにアレンジしています。
Sho Okamoto

1990年生まれ、ニューヨーク出身。中学校の同級生で結成された4人組ロックバンドOKAMOTO'Sのボーカル。デビュー当時は年間平均100本を超えるライブを展開し、海外公演も実施。オカモトショウソロ名義でも活動の幅を広げている。

ゆったりしたシルエットのシンプルなデザインに、首もとのドローコードでアクセントをプラス。春らしい綺麗な淡い色合いのライトパープルも、新鮮な印象の一着です。
anytime

pagetop