冬のワードローブに欠かせないダウンこそ、軽さや暖かさだけでなく、信頼できるプロダクトを選びたい。 そんな大人の視点で選び抜いた、3つの“本命別注”を紹介する。 本物志向も納得のこだわりを携えた、SHIPSでしか手に入らない名品は、本気で使えて、街で映える一着だ。
NANGA
職人技と信頼700FP
職人技が生む信頼の日本ダウン
1994年創業の〈NANGA〉は、滋賀県米原市に拠点を置くダウンメーカー。前身の布団メーカーの技術とノウハウを受け継ぎ、スペイン産の上質な原毛を国内で丁寧に洗浄・精製している。羽毛の吹込みから縫製までを自社工場で一貫管理する徹底ぶりだ。軽さと保温性を高次元で両立する700FPの高品質なリサイクルダウンを、ステッチを排したミニマルなデザインに。表地には小松マテーレ社のマットな高機能素材を採用し、撥水性・防汚性、そしてペーパータッチの軽さを実現した。やや短めの着丈とボックスシルエット、スタンドカラーが今のムードを映す。――技術が生んだ、信頼の日本ダウン。
体温調節がしやすいダブルジップ仕様。腰まわりの大きなポケットは収納力に優れるだけでなく、内側のマイクロフリース生地がハンドウォーマーとしても活躍。冷えやすい手先まで、しっかりと温もりで包み込む。
WILD THINGS
× TAION
機能美と進化
800FP
機能美を纏う進化系ミリタリーダウン
1981年設立の〈WILD THINGS〉は、アウトドアギアにとどまらず、米国軍への供給実績を持つミリタリーウェアとしても知られる。注目の「モンスターパーカ」は、米軍特殊部隊のレイヤリングシステム「PCU」LEVEL7 TYPE1をベースにタウンユース向けに改良。オリジナルに近いデザインとサイズ感を保ちつつ、膨らみすぎないオーバーシルエットを実現したショート丈だ。表地とインサレーションには、インナーダウンブランド〈TAION〉の素材を採用。マットで程よい張り感のあるリップストップ生地と、軽さと保温力の高い800FPのダウンを使用し、両者のWネームタグが機能性とデザイン性の融合を物語る。
スタンドカラーには収納式のフードを内蔵。裾のドローコードでシルエットに変化をつけられ、ライニングにはメッシュポケットを配置。使うほどに機能美が際立つ、タフな仕上がりだ。
PYRENEX
美学と品格800FP
フレンチダウンの美学と品格
1859年創業、フランスを代表するダウンブランド〈PYRENEX〉。ピレネー山脈の麓・サン・セベで培われた羽毛精製の技術を背景に、高品質なダウンを作り続けている。オンオフ兼用モデル「PAU」は、比翼仕立てのフロントにキルトステッチを省いたミニマルな表情が特徴。ボリュームのあるフードが存在感を放ち、スーツの上にも難なく羽織れる立体的な設計も魅力だ。軽量なミニリップストップ生地と、800FPのフレンチダックダウンが生む、抜群の軽さと保温性。左袖の肩口に配されたワントーンロゴが上品に映える、まさに大人のためのハイクオリティ・ダウン。
高く立ち上がるネックラインとボリュームのあるフードが、首まわりを包み込むように防寒。左袖のロゴパッチは生地とトーンを揃え、さりげない存在感に。ブラックカラーには同色のブラックをあしらい、よりミニマルな印象に。











