着こなしにこなれた表情を生み出す羽織りもの。＜BENCH MARKING SHIRT＞に別注したシャツジャケットは、ふっくらとしたシングルガーゼ生地を使用。羽織るだけでスタイリングに理想的なバランスを授けてくれる、丸みがあるパターンメイキングのオーバーサイズ。オンブレチェックのグラデーションがコーディネートになじみ、さらさらした肌触りが気持ちいい。春夏シーズンの羽織りものとして、コーディネートに新しい可能性をもたらしてくれる。

シアンやエメラルドグリーンの春夏らしい思い切った色が印象的な、ハイゲージのVネックカーディガン。綿と麻の天然素材とポリエステルを混紡した細番手の糸を使用し、普遍的なアイテムを透け感のあるリラックスシルエットで表現した。トレンドでありながらハードルが高そうにも見えるシアー素材だが、Tシャツと重ねるだけで雰囲気たっぷりに仕上がるし、ドライタッチな風合いで夏まで使える。着やすいルーズフィットにこそ、いつもとは違う色と素材感を選びたい。

＜Clarks＞の定番として世界中の多くの人々に愛され続けている「WALLABEE」。つま先を締め付けないオブリークラストに、足を包み込む名門タンナー・ステッド社の上質なスエード、弾力性に優れたクレープソールが一体になることで、唯一無二のスタイルと極上の履き心地を実現している。国内限定販売カラーである「WOLF SUEDE」は、生粋のカーキ色。SHIPSだけで入手できる。シューレースはブラウンの他、カーキも付属。ナチュラルな印象でトレンドのアースカラーにもフィットする。足元から春夏らしく着替えていくのもいい選択かもしれない。

大手ジーンズメーカーで数々の名作開発を手かげたデニムのスペシャリスト・本澤裕治氏による＜RED CARD TOKYO＞。定番モデル「Rhythm」を、裾やポケット口の削り加工がない、色落ちをおさえたSHIPS仕様に別注。元のスリムテーパードのシルエットは損なわず、裾上げ不要のちょうどいいレングスに仕上げている。インライン同様、デニム生産において国内トップを誇るカイハラのストレッチデニムを採用。本物志向も納得の、クリーンなフェード感が味わえる。

2015年にロサンゼルスで設立され、ユニークなフレーズが特徴のベースボールキャップを展開する＜HO HO COCO＞とコラボしたメッセージロゴキャップ。“Classic Mind”はネイビーブレザーを、“THE VILLAIN”は文字通り悪役をイメージした配色に。コミュニケーションのきっかけになりそうな“KONICHIWA”もキャッチィでかわいらしい。もちろん全てアメリカ製だ。小物使いで遊び心や間の抜けた雰囲気をシニカルに表現するのも、気分転換になる。

薄着になるこれからの季節、重要になるのがトップスの中に着るTシャツ。＜Hanes＞2枚組みの別注パックTがリニューアルした。インナー使いでは僅かな違いが見た目を大きく変える。襟元からの覗き具合を考慮しコンパクトに設計したネックライン、従来のインナー感を払拭した襟のリブ幅、過不足ない長さの着丈や袖丈、余分なもたつきを軽減する袖付けと、改良を重ねた完成形だ。一枚で着てもサマになるというニーズにしっかりと応えるこだわりのオリジナルフィット“NEW STANDARD 1”を採用。タックインして裾をブラウジングするだけでも決まりがいいし、脱ぎ着が多くなる時期に頼りになる。

1876年にアメリカはメイン州で設立し、ローファーを生み出したブランドとして広く知られる＜G.H.BASS＞。ビットローファーのヘリテージモデル「LINCOLN」を、上品なスエードアッパーにレザーソールのベーシックなデザインに仕上げたSHIPS別注が登場。カジュアルとフォーマルの中間をいくビットローファーは、クラシックなスタイルからストリートミックスまでをカバーする万能シューズ。チノパンやデニムなどのオーセンティックなボトムスの足元に、今季はスニーカーではなくこんなクラシックなローファーが気分だ。