Beginの人気連載が、WEBにお引っ越し。
リニューアルしてお届けする
「勝てるVasicの目印」。
このタイトルはシップス得意の“ベーシック”と、
勝利の“V”を掛けているのですが、
命名のウラには、数に埋もれがちな
オリジナルアイテムに注がれる
作り手の情熱を見逃さず、
SHOPで迷わないよう
目印を見つけて読者へ伝えたい！
という想いがありました。
リニューアル編では、Beginファンベースラボの
ミツキ＆オオノのコンビが、
勝てるVasicアイテムを深掘り。
あれやこれやと話しながら、その魅力に迫ります。
今回の主役は、SHIPSの
「ペーパーヤーンVカーディガン」でーす!!
-
Begin ファンベースラボ/ディレクターミツキ 1977年生まれ。ワールドフォトプレス『mono magazine』編集部を経て、2006年に世界文化社(現・世界文化ホールディングス)『Begin』編集部へ移籍。2017年〜2021年まで同誌の編集長を務める。“中坊マインド”を座右の銘に、現在は出版の枠を超えた制作チーム「ファンベースラボ」ディレクターとして奮闘中。カジュアルに目がなく、スウェットが正装♡
-
Begin ファンベースラボオオノ 1973年生まれ。1998年、世界文化社に入社後『MEN'S EX』、『Begin』、『家庭画報』の各編集部で主にファッション企画を担当。2013年〜2017年まで『MEN'S EX』編集長、2020年〜2022年まで『時計Begin』編集長を務める。その遍歴から、ドレスファッションに古着、時計に歌と好物が幅広い分野に。ミツキとは先輩後輩の仲であり、激務を供にしてきた戦友。
オオノ：これホントいい色だなー。いかにも春！って感じで気分アガるよね。若い人には当然似合うんだろうけど、オジサンになるにつれてパステルカラーを着たくなる。だって顔が華やぐじゃない？ イタリア男性はこういう色を取り入れるのがウマいのよ。
ミツキ：最近ファッションテイストが変わったと思ったら(笑)。でも、確かに色がイイですね。定番のネイビーもちょっと淡めの発色が新鮮だし、パステルカラーもパキッとなりすぎない控えめな感じだから着やすそう。
オオノ：値段も1万5000円台と控えめ。これなら冒険してもいいかなって気になるよね。
ミツキ：それにタッチが最高じゃないですか♡ フワッとしてるんだけどサラッとしてる不思議な肌触り。Tイチで羽織ったら最高に気持ちイイでしょ。
オオノ：素材が和紙とポリエステルの混紡なんだって。最近は和紙を使った洋服が人気だよね。吸水速乾性もあって機能的だし手洗いできるから、ガンガン着られる。
ミツキ：それでいて上品な感じがしますよね。このカーディガンは適度に厚みもあるし、重ね着次第でシーズンレスに着られるのも魅力かと。
オオノ：だね。それにボタンが生地と同系色だったり意匠がミニマルというのもあって、ドレスにもハマると思うんだよ。
ミツキ：ああー、ジレみたいにジャケットのVゾーンから覗かせる感じだ。
オオノ：そうそう。シルエットもオーバーサイズって感じじゃないから、ジャケットの下にも着やすそうだし。
ミツキ：最近は猫も杓子もオーバーサイズって風潮がありましたけど、シップスは根っこにスタンダードがあるから、やりすぎないところがいいですね。
オオノ：塩梅って大切だよね。このカーディガンもゆとりはあるけれど、あくまでちょうどいい塩梅。いい大人としては、これくらいが正解だと思う。着回しやすさを考えてもね。
ペーパーヤーンVカーディガン
¥15,950(inc. tax)
ペーパーヤーンVカーディガンの“勝てるディテール”買い説
-
サラッと心地よく
フワッと軽〜く
サクッと洗える！細かくスリットした和紙＆ポリエステルの混紡糸を、畦編みに。軽やかに仕上げたニットは、和紙特有のさらさらタッチが心地よい。吸水速乾性にも優れるため、ジメジメした梅雨時にも活躍ウケアイです。
-
同系色ボタンで
ドレス系にも
相性よしニットと同系色のボタンを使用。ミニマルな表情に仕上げているため、ジャケットやグレーパンツといったドレス服とも合わせやすい。リンキングのないシンプルな前立て周りも、上品顔に貢献しています。
ペーパーヤーンVカーディガンの“勝てるコーディネート”買い説
-
白無地のカットソーに色落ちデニムという装いへ、ライトグリーンのカーディガンをオン。よくも悪くもスタンダードの枠を出なかったスタイルが、これだけでぐっと新鮮なそれにアップデートできます。ラフだった印象も一転、爽やかで品のいいものに♡
足元はワラビーにて好印象をダメ押ししましょう。 -
ロイヤルブルーのカーディガンを、ジレ感覚でジャケットにイン。ネイビー×グレーというベーシックな上下に華やかな色を差すことで、これまた印象が一変。春を感じるフレッシュなスタイルが装えます。写真はバスクシャツを挟んだカジュアルコーデですが、タイドアップの装いでも合わせ方は同様です。
ミツキ：カーディガンってそもそもがキレイめなアイテムですけど、このカーディガンは輪を掛けて上品。だからラフなデニムスタイルを大人っぽく見せるのにも重宝しますね。
オオノ：ミツキがよくいう「テレコの法則」の合わせだね。ラフなボトムスを履いたなら、そのテレコでキレイめなトップスを合わせると洒落て見えるという。
ミツキ：そうそう。上下逆もまたさらなりで。オオノのアニキだったらどう着ます？
オオノ：アウターとして主役使いするのもいいけど、オンスタイルの脇役としてインナー使いもしたいよね。ベーシックなネイビージャケットの中から鮮やかなブルーのカーディガンが覗いてたら、すごくキレイだし新鮮じゃない？
ミツキ：ああー洒落てますね。パステルカラーはちょっぴり気恥ずかしい……って人でも、インナー使いからなら入りやすいと思うし。個人的には、ネイビージャケットの下にやや色が浅いネイビーのカーディガンをインして、濃淡のグラデーションで着てみたい。
オオノ：それもイイねー。それからコーデとは別の話かもしれないけど、カーディガンってボタンを留めるか留めないか、どこで留めるかとか、ちょっとしたことで表情が変わるのがイイよね。自分はとりあえず袖をまくって着る派。
ミツキ：夏場もコーデがちょっと淋しいときは、アクセ感覚で肩や腰に巻いてみたりね。あ、「プロデューサー巻き」って今の若いコはどう思うんだろう？
オオノ：オレら世代は揶揄されたりもしたけど、タックインと一緒で一周回ってイケてるんじゃないかな。スタイリストもよくやってるじゃない。自分も巻いちゃうし(笑)。
ミツキ：考えてみると、一枚あるだけでファッションの幅が広がりますね。
オオノ：バーンとね。にしても、主役も脇役もイケて、オンもオフも季節も選ばず着られる服ってなかなかないんじゃないかなー。
結論
-
フワッとサラッとした肌触りは
和紙混ならでは。
Tイチに羽織るのが
最高に気持ちイイ♡ -
カジュアルからドレスまで
ハマる万能選手。
パステルカラーは
マンネリを破る特効薬にも！