- いつも着ていたい、SHIPS anyの服
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いつでも、どこでも、誰にでも似合う服。
SHIPS anyの目指す「いつも着ていたい服」って
例えばどういうもの?モノ選びに一家言ある目利きたちが、
いつもそばにあるAnytimeな服を語ります。
目利きならではの審美眼や着眼点は、
定番スタイルを探している方の参考になることでしょう。
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- ローファー 俳優 松ざき翔平さん
- 日本と台湾で俳優・モデルとして活動しながら、台北で暮らした経験をもとにコラムニストとしても活躍する松ざき翔平さん。出演したネット配信のリアリティーショーでは、自然体なのにどこか個性が光るファッションも話題になった松ざきさんの、手放せないアイテムとは?
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- Qファッションに興味を持ったのは?
- A服装を気にし始めたのは、小学校二年生くらいからだと思います。当時は〈アディダス〉のくるぶし丈ソックスが絶対的にかっこいいと思っていて、それを履いている日は調子が良かった覚えがあります。
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- Qファッションスタイルは変化する方?
- Aスタイルは特にありませんが、その時々の状況によって服に対する思いは変わります。小学校で服に興味は持ったものの、中高では制服があったので興味が全くなくなりました。大学の時も映画漬けの生活で、バイトも遊ぶこともせず毎日同じ格好で自主映画の撮影現場に行っていたので、服を買えませんでした。着たい服を着ているのは、ここ最近の話かもしれません。
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- Q服を選ぶ基準は?
- Aすごく普通の服だけど、色やデザインなどどこかのポイントが絶妙で、他では見つからない“ありそうでない”ものが好きです。あと買う時は、“僕はこれを本当に着るのだろうか”ということをとても考えて選びます。
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- Qブランドにこだわりは?
- Aあまり気にしませんが、友達がおすすめしてくれたメーカーはチェックして、買うこともあります。結局一番着るのは、友達が手掛けている服ですね。
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- Q定番アイテムは?
- Aローファーです。ちょっとドレスアップしたいときにも使えるし、紐がないので近所に出かけるときの“つっかけ”としても使えてめちゃくちゃ便利です。ほとんど毎日履いています。
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- Q好きになったきっかけは?
- A5年くらい前に、先輩の先輩の友人みたいな方の形見のローファーがなぜか僕に回ってきて、それから履くようになりました。持ち主だった人は、生前はサーフィンもゴルフもサッカーもパソコン系から山登りまで何でもできたアクティブな人だったと聞いて、その人の人生の分、履かないと!と思って履き始めたんです。そうしたら意外とどんな服にも合うし、履いていて楽なんですよ。
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- Q買い足すときのポイントは?
- A 丈夫かどうか、変なかたちをしていないかどうかです。
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- Q着こなしについて
- Aいつも履いているのは〈リーガル〉の少し明るめの茶色のローファーです。絶妙な色で本当に何にでも合うんです。シャツとかスラックスみたいな綺麗めな服にはもちろん、Tシャツと太めのパンツみたいなボサッとした服にも合いますよ。
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- Qこのアイテムはどんな存在ですか?
- A 僕にとっては、ザ・普段履きです。スニーカーと同じ感覚でラフに使える、手放せないアイテムですね。
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- Q最後に、ファッションの信念を教えてください。
- A信念というほどのことではありませんが、“とても似合わないね”と言われたことのある全身真っ黒の服装はしないようしています。映画やドラマが好きなので、観た作品で“あ、このシャツのよれた感じいいな”って思ったりしたものを真似たりしています。
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Shohei Matsuzaki
1993年、埼玉県出身。美術系大学卒業後、台湾映画好きが高じて、2018年に活動の拠点を台北に移す。現在は東京と台北を行き来しながら、俳優・モデル業を主に、多岐にわたり活動している。台湾での愛称は小K(シャオヘイ)。
※文中の松ざきさんの“ざき”は山の下に大・可と書きます。
Instagram:@matuzakishohei