Bed Room

眠っているときが一番しあわせだ、なんて思う人も多いことでしょう。
実際に、幸福度は睡眠で決まる、というデータがあるほど。

睡眠は脳や体の疲れをとりストレスを解消するだけでなく、健康を促進してくれる。翌日元気に動くためのパワーチャージの時間とも言えるからこそ、より良質な睡眠をとるための空間をつくることが大切になる。

たとえば気分の落ち着く香りのキャンドルを焚いたり、好みのデザインのベッドリネンを選んだり。

Key Items for Bed Room

  • お星さまのお守り

    お星さまのお守り

    は寝付きの悪い子どもだった。布団に入っても、羊を数えてみても、小一時間眠れない、なんていうことがよくあった。それなら起きていればいい、と今なら思うのだが、その頃は当然徹夜するなんてなかったから、もしこのまま朝まで眠れなかったどうなるんだろう……という、漠然とした不安が押し寄せてくるのだ。そんなときは、隣の部屋で針仕事や家計簿をつけたりしている母親のもとへ行き、「眠れない、眠れない」とよく泣いていた。そんな私を見かねた母は、長袖パジャマの袖口に黄色い星の刺繍を入れてくれた。「もう大丈夫。お星様のお守りよ」と言って。それからは、小さな星をぎゅっと握れば、星が見守ってくれている気になって、よく眠れるようになった。

  • 眠りの贈り物

    眠りの贈り物

    歳暮にクリスマスにお年賀に……と、冬は贈り物の季節。この時期に思い出すのは、贈り物上手の叔母のことだ。私が大学生の頃にはどんな装いも上品にまとまるボルドーのマフラーを、社会人になったお祝いにはさりげない柄が日常着に取り入れやすいシルクのスカーフを、また結婚して子供が生まれたときには子供用品の仕分けに役立つとても大きなポーチをいただいた。高価なブランドものではないけれど、彼女が選ぶ物はいつも心のこもった感じがして、私のほしいものだった。一度、そんな贈り物のコツを叔母に尋ねたことがある。「簡単よ。自分が欲しい物を贈るだけ。普段から素敵な物を見つけたら、自分用とも贈り物用とも決めずに買っておくのよ」と教えてくれた。たしかに「さあ贈り物を探そう」となってもすぐには思いつかないものだ。

  • 幸せのお裾分け

    幸せのお裾分け

    い季節の楽しみのひとつは、あたたかな布に包まれること。ウールの布がひとつあれば、膝かけにしたり、肩からくるりと蓑虫のように巻いて本を読んだり、ほんの数分の外出なら部屋着の上に羽織るだけで心強い。とくにこのリトアニアの大きなショールは、糸と糸の間に空気を含んでいるみたいにふわりと軽く、近頃のお気に入りだ。

select:YURINA SHIRAISHI

心のバランスを取り戻す
朝晩のフラワーレメディ

フラワーレメディとは、お花を原料に用いたエッセンスを体内に取り入れることで、心身のバランスを整える植物療法の一種。
そのまま2滴(レスキューレメディのみ4滴))口に垂らしたり、水などのドリンクに入れて飲みます。
花の種類によって働きが異なるので、気分や体調に合わせて選びましょう。

  • ホワイトチェストナット FLOWER_01

    ホワイトチェストナット

    バルカン半島の山地の狭い地域に自生する、30m以上にもなる大型の落葉樹。白のフリルがたくさんついたような可憐な花を咲かせる。和名を西洋トチノキ。今日起きたことや明日への心配事で、考えが繰り返し頭を巡って眠れない。通常就寝時にはOFFになる交感神経もON状態のまま。そんな夜におすすめなのはホワイトチェストナット。心が安らぎ、思考の切り替えができるように手伝います。

  • オリーブ FLOWER_02

    オリーブ

    地中海地方が原産の常緑高木。白く小さい花が20輪ほどまとまって咲く。実に含まれる豊かな油は、古代ギリシアやエジプト、またユダヤ教、キリスト教、イスラム教でも古くから重要なシンボルとされてきた。寝不足やハードな日がつづいて、もう今日は何もする気がおきない…というくらい気力も体力も消耗してしまった夜に。疲れた心に活力を取り戻し、健やかな眠りへ誘います。

  • ウォルナット FLOWER_03

    ウォルナット

    クルミ。赤い雌花と、房状に垂れ下がる緑色の雄花が同時に咲くのが特徴的。実は紀元前7000年前から人類が食用していたといわれる。周囲の思いや影響に過敏になり、新たな一歩を踏み出せなかったり望んでいない方向に進んでしまう時。また、環境の変化に順応できない時に。朝出かける前に飲めば、周りに振り回されない安定した心を取り戻せ、物事に柔軟に対応しやすくなります。

  • ホーンビーム FLOWER_04

    ホーンビーム

    カバノキ科の広葉樹。和名を西洋シデ。花は稲穂に似た雄花とホップを思わせる雌花を両方つける。朝を迎えたのに、やる気が起きずに行動を始められないとき。また、やるべきことがあるのに『明日から、明日から』と引き延ばしてしまうようなときに。倦怠感や意欲の低下など、精神的疲労に働きかけます。頭がすっきりし、モチベーションが上がり、軽やかに1日をスタートできるはず。

  • リカバリープラス FLOWER_05

    リカバリープラス

    スターオブベツレヘム、ロックローズ、インパチェンス、チェリープラム、クレマチスの5種のレメディを組み合わせたリカバリーレメディに、さらに3種(アスペン、ミムラス、ホワイトチェストナット)のレメディをブレンド。重要な会議や試験などが控え極度の緊張を感じる朝に。また悪い知らせなどでショックを受けた夜にも。平常心を取り戻し、落ち着いた対応ができるよう働きかけます。

PROFILE

白石由利奈
1990年代よりフラワーレメディやNLP(神経言語プログラミング)について、教育、セラピー、講師やコーチの養成を行う。クリニックでは、NLPとバッチフラワーレメディのカウンセリングも行っている。著書に『バッチフラワーBOOK』ほか。