Safe & Clean Vol.25  安全な海での過ごし方がわかるプログラム  2017年・夏、SHIPS ジュニアライフセービングコース開催! Safe & Clean Vol.25  安全な海での過ごし方がわかるプログラム  2017年・夏、SHIPS ジュニアライフセービングコース開催!

Safe & Clean Vol.25
安全な海での過ごし方がわかるプログラム
2017年・夏、SHIPS ジュニアライフセービングコース開催!

NPO法人 下田ライフセービングクラブの活動理念に賛同し、1995年からその発展と振興をサポートしているSHIPS。その活動の目玉でもあり、今年で22回目を迎える人気の子ども向けプログラム「SHIPS ジュニアライフセービングコース」。今回は下田ライフセービングクラブの坂部悠さんと牧野孝二郎さんに、その主な内容についてお話しを伺いました。

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第1回 7月29日(土) 白浜大浜海岸(静岡県下田市)
第2回 8月5日 (土) 入田浜海岸(静岡県下田市)
第3回 8月12日(土) 弓ヶ浜海岸(静岡県南伊豆町)

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各ビーチのSHIPSテント前

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13:00 ? 15:30

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小学生(1回につき定員30名)

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1,000円(傷害保険の費用含む) ※当日お支払い

※ 天候・海の状況などにより変更になる場合があります。
※ 定員に達しない場合、当日受付も可能です。受付テントにてお問い合わせください。
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  • 1.開会式
  • 2.ライフセーバーが救助活動やパトロールで使っている器具を実際に触れながら学ぶ
  • 3.海辺でのルールや、海での危険や注意事項に関する知識を学ぶ
  • 4.準備体操、水慣れ 
  • 5.ビートバン・ニッパーボードで波乗り
  • 6.グループに分かれてゲーム
  • 7.閉会式 すべてのプログラムが終わり閉会式。SHIPSよりお土産も!
  • 最後にみんなで仲良く記念撮影。
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「白浜」の名で全国的によく知られている、サーファーや若者で毎年賑わいを見せるビーチ。R135沿いに広がる約800mの海岸線と美しい白砂は感動もの。近くにコンビニもあり、駐車場も多い。下田駅近くからバスで約10分、原田口下車徒歩約1分。

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白浜大浜海岸に勝るとも劣らない、美しい白砂と透明度の高い水、そして海岸沿いにソテツが茂るビーチ。国道沿いからは見えないため、隠れ家的なスポットとして人気。しかし、駐車場の台数は少なめ。下田駅近くからバスで約10分、入田下車徒歩約6分。

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こちらは南伊豆町に位置するビーチで、全長約1.2km、弓なり状の長い海岸線を誇る。湾のような場所なので比較的波が立ちにくく、ファミリー層に人気のスポット。駐車場も多い。下田駅近くからバスで約25分、休暇村下車徒歩約1分。

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海を安全に楽しむために、海のことを知ってもらうことが一番の狙い

??ジュニアライフセービングコースというのは、いつ頃からスタートしたプログラムなのでしょうか?

坂部 当初は地域の子どもたちのためにスタートしました。その2年後くらいからSHIPSさんのサポートをいただき、今年で22年目となります。

??主な目的やコンセプトを教えてください。

坂部 下田・南伊豆の海を安全に楽しんでいただくために、海のことを知ってもらうことが一番の狙いです。最終的に、セルフレスキュー(自分自身で自分を守る)ができるようになってくれればと思います。また、このプログラムを受講したお子さんが、将来ライフセーバーになってくれれば嬉しいなという思いもあります。

??参加者はどんな方が多いですか?

坂部 東京や神奈川など首都圏に住まわれている方が多いですね。最近になって地元の子どもたちも参加しています。

??プログラムの主な内容を教えてください。

坂部 まずは、パトロールタワー(監視塔)を訪問してもらい、ライフセーバーが使っている救命器具の説明をして触ってもらったりします。そのあとに、水をこまめに飲む、日焼け止めを塗る、迷子にならないようにする、鼻血や傷の処置方法など、安全に海で過ごすための基礎的な知識をテントの下でお話しします。その頃にはみんな海に入りたくてうずうずしてしまいますね(笑)。その後、海に入る前の準備運動をしっかり行い、いよいよ海に。波打ち際を効率よく走る走り方(ウェーディング)、波にのまれるのを回避するためのドルフィンスルーについてなどを教えます。一度休憩を入れてから、ビート板で波乗りをしたり、子ども用のレスキューボードであるニッパーボードでの波乗り体験をしたり。最後にクラスを2チームに分けて、ウェーディング・リレーで終わるのが基本的な流れです。

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夏休みの自由研究の一環として参加するお子さんも

??内容盛りだくさんで楽しそうですね。子どもはどう変わっていきますか?

牧野 子どもは吸収が早いので、かなり変わりますね。特に、日陰に入る、水分補給をするなどのことは、テントの下で話すだけでなく、プログラムの要所に復習的に実体験できるので、より理解することができると思います。また、夏休みの宿題(自由研究)のひとつとして参加される方もいらっしゃいます。また、子ども同士のコミュニケーションも活発になるので、夏休みのいい思い出になると思いますよ。

??子どもたちはすぐに友だちになりますからね。

坂部 そうなんですよ。地元の子どもたちにとっては、他の地域の子どもたちと交流するいい機会でもあるんです。幼なじみが多いエリアだったりするので。毎回、開会式のときはみんな緊張しているんですけど、最後のリレーの頃にはみんな仲良くなって、声が枯れるほどに応援しているのを見ると微笑ましくなりますね。

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毎年デザインが変わる、ライフセービングコース参加者にプレゼントされるTシャツ。

自分の身を自分で守ることができれば、海辺の事故は減る

??坂部さんは子どもの頃に参加された経験があるんですよね?

坂部 そうなんです。プログラムの中でも僕はごみ拾いが一番印象に残っていましたね。普通にしていると目に留まらないのに、そういう機会があると意外にごみが落ちていることに気づくんです。以来、ごみを拾うのが習慣になってしまいました。

??子どもの頃に海で過ごすための基礎知識を知るのは大事なことですよね。

牧野 本当にそうですね。ライフセーバーが出動する案件の多くは、大人の人がおこすトラブルなんですよ。睡眠不足でお酒を飲んで海に入ってしまうことが原因で起きる事故も多いんです。

坂部 水辺の事故は未然に防げるものが多いんです。自分の身を自分で守ることができれば、事故も減ると思うので。ぜひ、「SHIPS ジュニアライフセービングコース」に参加していただければと思います。

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左:下田で「Ryokan Ogawa ( https://www.ryokanogawa.jp/ )」を営む、下田ライフセービングクラブの坂部悠さん。
右:下田ライフセービングクラブの牧野孝二郎さん。

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インフォメーションボード

海岸の入り口付近に設置されているインフォメーションボード。安全に遊泳するための情報が記入されている。ライフセーバーのいる海であれば全国どこの浜にも設置(下田LSC以外はSHIPSのサポートではない)されていることが多いので、確認してみよう。

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パトロールタワー/スイムウェア/Tシャツ

海を監視するために欠かせないパトロールタワーや、ライフセーバーが着る水着やTシャツも毎年SHIPSがサポートしている。ウェア類はデザインも毎年変わっている。

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レスキューチューブ

波打ち際など海岸から近い場所で使うことの多い器具。波打ち際でパトロールする際など、ライフセーバーはたすき掛けをして装備している。大人2人がつかまっても沈まないほどの浮力を持つ。

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レスキューボード

海岸から離れた場所での救助に使うことが多い器具。泳ぐよりも簡単に波を越え、スピードも速く、サーフボードよりも浮力が高い。救助はもちろん、海上パトロール時にも利用される。

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坂部悠(さかべゆう)

特定非営利活動法人下田ライフセービングクラブ 事務局長。
下田市に生まれ育ち、ジュニアライフセービングプログラム出身のライフセーバー。現在はクラブの事務局長として、クラブ運営はもちろん、パトロール、ジュニア、国際交流といった各種活動に携わっている。
また、こだわりのコーヒーとモダンな内装が人気の宿泊施設「Ryokan Ogawa」を経営している。
https://www.ryokanogawa.jp/

下田・南伊豆おすすめコメント

下田・南伊豆の美しい海を安全かつ快適に楽しむために、是非こちらの情報を参考にしてみてください!今年の夏が皆様にとって素敵な思い出となることを願っております!

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牧野孝二郎(まきのこうじろう)

特定非営利活動法人下田ライフセービングクラブ PR部 担当理事。
クラブの広報担当としてクラブ内外に対してライフセービングやクラブにまつわる情報を 発信している。パトロール活動をはじめ、クラブの各種活動に携わっている。

下田・南伊豆おすすめコメント

下田・南伊豆の海はとにかく綺麗です。安全安心な海水浴場を提供すべく、今年の夏もクラブメンバー全員で活動にあたってまいります。素敵な夏の思い出づくりに是非下田・南伊豆にお越しください!