アーティストD[di?]さんの描く、魅力的な動物たち アーティストD[di?]さんの描く、魅力的な動物たち

アーティストD[di?]さんの描く、魅力的な動物たち

アーティストD[di?]さんの描く、魅力的な動物たち

Khaju

Khajuでも大人気のプロダクト『D[di?]'s PRODUCTS』のアートワークを描いているD[di?]さん。イラストレーターとしてはもちろん、小説や漫画、さらにはファッションやデザインなど多岐にわたってご活躍されています。色鉛筆で描くという動物たちのイラストはリアルだけどどこかちょっと表情があって、“カワイイ”だけでは言い表せない魅力がたくさん! 今回はD[di?]さんのイメージソースやプロダクトデザインのこだわりを伺いました。


――絵を描き始めたきっかけは何ですか?

D[di?] 小さい頃から親の転勤が多く引っ越しばかりしていて、学校で友達がなかなかできなかったんです。だからいつも家で大好きなスタジオジブリ作品のヴィジュアルブックを見ながら映画のサントラを聞いて、背景画を模写したりしてました。宮崎駿監督自身のことも大好きで、宮崎監督ご本人の写真などをスクラップしていたくらいです(笑)。

――ジブリ作品のどんなところに魅力を感じたのですか?

D[di?] 幼稚園のころ、初めて観た映画が『風の谷のナウシカ』で衝撃を受けて。それまでテレビで観ていたアニメとは全然違う! って。テーマやメッセージ性の強い作品だから、“なんて意味のある作品なんだ”って子どもながらに感動したんです。

――D[di?]さんの描くイラストは動物たちが多いですよね。

D[di?] これも小さい頃から動物が大好きで、将来は飼育員か獣医のドリトル先生みたいになりたかったです。本来、野生の動物って人が近づいても逃げてしまって近寄れない存在ですよね。虹みたいな存在というか。見えるけど、近くまでいけない。動物たちのそういう虹のようなツンデレさが好きなんです。そうして一瞬近づけたときの喜びといったら、もう!

――大好きな動物のイラストを書くときに気をつけていることはありますか?

D[di?] 甘くなりすぎないように、かわいいだけのものにならないようにしています。動物が本来持っているツンデレぶりを描きたいので。あとは、毛並みのふわふわとした質感とか。これはかなりこだわっているところかもしれません。

iphone5ケース各¥3990/ D[di?]'s PRODUCTS

ルームフレグランス各?2100/ D[di?]’s PRODUCTS

――khajuで取り扱っているグリーティングカードとルームフレグランスは紙や本で表現するのとまた違いますか?

D[di?] 周りからの反応が、もっとダイレクトな気がしますね。本は、出版をしてからかなり経ってからとか感想をもらうことが多いので。でもこういうプロダクトではプレゼントで貰った!とか、あげた!とかそういう反応を聞くことが多くて。誰かが誰かを喜ばせるための“プレゼント”に私のプロダクトが選ばれるなんて、とても幸せなことです。

――プロダクトを作るにあたってこだわった点は何ですか?

D[di?] どのプロダクトも使い捨てにならないように、使い終わっても別のものとして使えたり、最低限のゴミで済むように意識しています。ルームフレグランスの瓶も使い終わったら、花瓶や鉛筆立てにして使えるようになっているんですよ。

グリーティングカード各?525/D[di?]’s PRODUCTS

――グリーティングカードのセットもかわいいですね。

D[di?] これはもともとフレグランスカードだけを作る予定だったんです。でもそれだけでは、なんだかつまらないなあ、とおもって。私は、メッセージのはいったカードが大好きなんですが、フレグランスカードとお手紙を友達からプレゼントされたら、すごくうれしいなあ、と思って。たくさんの人にカードに手紙を書いて日頃の想いを伝えてほしい、と思って。メールでそういうのは多いですけど、いまさら、カードで想いを伝えるのってなかなかないでしょ?そういうことが、したくなるようなグッズを作りたくて。
同封されているシールをクリアの封筒に貼って使えばそのまま送れるようにしてあって、中身がみえるように工夫しています。朝起きて、郵便受けを開けたら、こんな封筒がとどいていたらワクワクするんじゃないかな、と思って。もちろん自分用につかっても楽しめるようにしてあります。

――どちらのアイテムにも描かれた動物のストーリーのミニブックが付いているのもいいですね。

D[di?] 自分の作品ではいつもそうなのですが、絵を描くときには、いつも私の頭のうしろ側でストーリーが流れているんです。だからその動物たちの表情がどうしてこうなのかってことを、手に取っていただいた方達にも伝わるように、彼ら動物たちにまつわる物語を小さな本にして、一緒に楽しめるようになっています。お話がある方が、動物たちにも愛着がわいてもらえると思うので。動物の種類によってお話も変わるので、いろいろなストーリーを集めていただけたら嬉しいですね。

D[di?](ディー)/作家・イラストレーター

2000年多摩美術大学在学中に発表した『ファンタスティック・サイレント』を宮崎駿監督のお墨付きで出版&デビュー。2作目の『キぐるみ』ではノベルコミックというユニークなスタイルを生み出す。現在もリリカルな文章と、シニカルでスイートな世界観の作品を精力的にクリエーションし続ける。4月にはD[di?]'s PRODUCTS新アイテムも発売される。

オフィシャルサイト
http://deeth.net/

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D[di?]自身がデザインを手掛けるプロダクトブランドD[di?]'s PRODUCTS。6種類の動物たちのイラストが描かれたi phone5カバーセットや5種類のフレグランスボックスなど様々なプロダクトが揃う。また人気プロダクトブランド『Danke』との女性靴用コラボインソールをはじめ今後も新たなアイテムが発売されていく。

D[di?]'s PRODUCTSオンラインショップ
http://deeth.shop-pro.jp/

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「どうぶつのこゝろ図鑑」
Kadokawa Shoten Publishing Co.',' Ltd.

イラストストーリー・B6判 192ページ
出版社:角川書店
定価:¥1995

D[di?]'s PRODUCTSのイメージソースがたくさん収録されている書籍。
いつもいっしょのキミ。寄り添えば、それで幸せ。ことばとイラストで紡ぐ、誰かに贈りたくなる、最愛のどうぶつたち“パートナー”の、可愛く て切なくて優しいショートストーリー25本。
詳しくはこちら
http://deeth.net/books/#/the-animals-kokoro-guide-book