SAFE & CLEAN vol.10 SAFE & CLEAN vol.10

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SHIPS'S EYE

今年の夏も、下田・南伊豆のビーチは多くの人で賑わいました!『2013 Safe & Clean Campaign』として毎年ビーチで実施している、海の安全と環境美化に関する啓蒙活動に、今年も20','000人以上の方が参加されました。今年の夏を、特定非営利活動法人下田ライフセービングクラブ(以下、下田LSC)事務局企画担当ディレクター 忠潤基(ライフセービング暦8年)が、レポートします。


小学生を対象とした3時間の体験プログラム「SHIPSジュニアライフセービングコース」。
今年で17回目の開催を迎えました。海辺での楽しい過ごし方や、思いがけない事故から身をまもる知識をゲームなどを通じて、子どもたちに楽しみながら、ライフセービング活動を体験してもらいました。
内容は、日常生活で役に立つファーストエイドの対処法をはじめ、救助器材の説明、ニッパーボードやビート板を使った波乗りなどです。初めはおとなしかった子供も、プログラムが進むに連れて、大きな声でチームワーク良く、盛り上がっていきます!中には、毎年楽しみに6年連続参加した子供もいたりします。プログラムは下田LSCのライフセーバーとSHIPSの方と一緒に運営しています。今年も3回の開催(白浜大浜海水浴場/入田浜海水浴場/弓ヶ浜海水浴場)で、合計約90名の子どもたちに参加いただき、盛況のうちに終了することができました。
また、子どもたちの保護者を対象とした「保護者向けプログラム」もジュニアライフセービングコースと同時開催いたしました。保護者プログラムは、認定資格を取得した下田LSCのインストラクターが講師となり、ジュニアライフセービングコースと同様に、いざというときに必要な技術や海の安全知識の啓蒙を図ることを目的として実施されました。
子どもたちには、SHIPSジュニアライフセービングコースで得た技術や経験をあらゆるところで活かして頂きたいと思っています。ゆくゆくはこのSHIPSジュニアライフセービングコースから未来のライフセーバーが誕生することが楽しみです。

下田・南伊豆の美しい海を守るため、ビーチにいる方々に呼びかけ、ビーチクリーンを実施しました。パトロール活動をしている各ビーチで1日1回、ビーチに落ちているゴミを拾い、パトロールタワーに持ってきてもらいます。参加された方には、今年も新デザインの耐久性があり、濡れたものなども入れられて、ビーチで便利なSHIPSビニールバッグをプレゼントし好評を博しました。毎回終了時間になると、パトロールタワーの前には、参加者の行列ができました。1人1人の気持ちと心がけで、美しいビーチを保つことができました!

ビーチにいる方々に対し、いざというときの安全啓蒙も実施しました。1日2回の「たすけてサイン」と「津波サイン」の啓蒙を行い、子どもたちを対象に海の知識を盛り込んだ「紙芝居」も実施しました。「迷子防止」「熱中症予防」など、その日のコンディションに合わせて題材を選定し、キャラクターを通じてわかりやすく説明しました。このセーフティーキャンペーンを通じて、多くの方々に海辺の危険や知識を啓蒙いたしました!

今年もビーチで白熱した勝負が繰り広げられました!一般参加のビーチフラッグスを通じて、ライフセービングを体験。ライフセーバーによるレスキューのデモンストレーションも実施しました。1開催平均、男性50名、女性20名、子供30名 による、白熱したビーチフラッグス。決勝ヒートになると、ライフセーバーも負けてしまそうな速さです。家族・友人の応援も盛り上がりました。各上位3名にはSHIPS賞が送られました。

海の知識や下田に関する問題やSHIPSについての様々な問題をクイズ形式で実施しました。遊泳エリアやクラゲの対応など、多くの方が参加し、楽しみながら問題に回答して頂きました。合わせてライフセーバーに関する意見などを頂きました。「安全な海をありがとう」「頑張って下さい」という声が多く、ライフセーバーの心の励みになりました!参加者にはSHIPSオリジナルビニールバックをプレゼントいたしました。

忠潤基

(特定非営利活動法人下田ライフセービングクラブ 事務局企画担当ディレクター )

大学入学と同時にライフセービングを始める。学生時代は白浜地区の監視活動に注力。現在は都内で公務員として勤務する傍ら、夏季は仕事の合間を縫って監視活動とSafe & Clean Campaign企画担当ディレクターを中心にライフセービング活動を行っている。