35thスペシャルインタビュー ―MEN’S CLUB 戸賀敬城編集長― STYLISH STANDARDな、モノ・コト 35thスペシャルインタビュー ―MEN’S CLUB 戸賀敬城編集長― STYLISH STANDARDな、モノ・コト

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35thスペシャルインタビュー ―MEN’S CLUB 戸賀敬城編集長―
STYLISH STANDARDな、モノ・コト

SHIPS MEN

大人気ブログ「トガブロ」(http://ameblo.jp/togablo/)でもお馴染みの、『MEN’S CLUB』戸賀編集長。ファッション、食、クルマ、美容、ゴルフなどなど、多岐に渡る趣味のお話しを伺いながら、「STYLSH STANDARD」とは何かを探って行きます!


ブラウンの「RCZ」、今日届いたばかりなんですよね、嬉しくて。この左ハンドルの限定車って、日本に20台しか入って来ないんです。以前も同じRCZのパールホワイトに乗っていてね、1年10か月で1万9000qも走ったくらいのお気に入りだったんです。この限定車は外側の塗装と内装が変わっただけで、中身はまったく同じ。僕はこれまでいろんなクルマに乗ってきましたけど、同じクルマを乗り継いだのは3回しかなくて。3回も!か(笑)なかなかないことでしょ。いまクルマは3台持っていますけど、やっぱり1台は絶対にマニュアルが欲しい。できれば、本国仕様のまま乗りたいんです。だから左ハンドルであることも大事。トランスミッション含め、メカの位置も変えずに右ハンドルにしているクルマ、多いんですよ。あの神様ポルシェだってそうですからね。スポーティな走りを感じさせてくれるクルマなら、1mmでも狂っているのがいやなんです このRCZは、スポーティじゃなく、スポーツ。3500回転くらいからサウンドチューニングしているんですね。フェラーリとまではいわないけど、上品なマセラティのような音がするんです。これで420万円には見えないでしょ? 乗っていて楽しくて、カブらず、500万円アンダーで、女の子にモテるクルマなんて他にないですよ。

「STYLISH STANDARD」なモノっていうのは、この「RCZ」みたいに自分をよく見せてくれるもののことだと思うんです。そもそもスタイリッシュになりたくない人っていないと思うんですよね。スタイリッシュであれば同性にも一目置かれるし、女子にもモテるようになるし。でも、NGなのは場違いな感じになったり、自分に似合わないことをして頑張り過ぎちゃうことですね。自分を見失わなければ、ちょうどいいところでいられる。 クルマを選ぶときは、小さいものを選ぶのがおすすめです。アクセルワークも楽しいし、ラクに楽しめる。女子席との距離も狭いしね(笑)。大きいクルマってスタイリッシュじゃないですよ、そういうのはベッカムのようなセレブに任せておけばいいんです。小さいクルマはその人を越える存在にならないから、ちゃんとオーナーをスタイリッシュに引き立ててくれるんだね。

話しは変わるけど、僕がジムに通うようになったのは、スタイリッシュに洋服を着られなくなってきたから。平日は毎日のように会食があって、ありがたいことに美味しいものを食べる機会も多くて。でも、昔はそれでも平気だったのが、年齢とともに体型を維持できなくなってきたんです。これまで似合っていたはずの僕にとってスタンダードな服が似合わなくなってきた。それから、ジムは欠かせなくなりましたね。

それと、ゴルフは僕の趣味でもあるけど、忙しくてなかなか一緒にいることができない編集部員とのコミュニケーションの場でもあるんです。僕らのように人に夢を与える仕事をしていく上で、スタイリッシュであることは大前提なんです。でも、同じスタイリッシュでもどこがいいのかをみんなで共有することも重要。赤い色がいいよねって言っても、実際にどんな赤なのかを突き詰める作業というか。ゴルフ場に向かう道中も含め、そういう感性を共有できるゴルフの時間は、僕にとっては「STYLISH STANDARD」なコトなんですよね。

戸賀 敬城

1967年、東京生まれ。MEN’S CLUB編集長。学生時代からBegin編集部でアルバイト、大学卒業後にそのまま配属となる。1994年MEN’S EXの創刊スタッフ、2002年MEN’S EX編集長に。2005年時計Begin編集長、及びメルセデスマガジン編集長兼任。2006年UOMOエディトリアル・ディレクター就任、2007年4 月現職(ハースト婦人画報社)。