音 SHIPS 音 SHIPS

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シップスのカタログ制作関係者を招き
カタログビジュアルの中から一枚の写真をセレクトしてもらった
その世界観に音楽を添えた音 シップス。
初回はスタイリスト高橋ラムダさん、フォトグラファーの関めぐみさんをゲストにその世界観を伺った



高橋ラムダさんの一枚 <SHIPS JET BLUE>

僕のお気に入り写真は、、、
どれも良くて一つに絞り込むのは心苦しいというか、難しくもあったのですが、強いて自分の思い浮かべていたイメージやその時頭の中に流れていた曲と一番マッチしたものとして選ばせて頂くとこの写真がしっくり来るというか象徴的でないかと思います。

?勿論、後半のスタジオ撮影もテンション上がりっぱなしで非常に楽しかったのですが、寒さとモデルの体調不慮の中、想像以上に良い結果が残せたのはこの一枚だと思いました。

UN-UNIFORMED UNIFORMというテーマを自分なりにN.Y.のアートスクール学生の放課後みたいなイメージに置き換え、寒いながらも恵まれた天候の中、綺麗な光とモデル(僕の中ではチョット出来の悪い生徒なのですが)の心の中の葛藤や憂鬱を思わせる暗めな表情とのギャップが非常に印象深い撮影でした。

結局のところモデルが腹痛に耐えられずあんな表情になっていたというオチもあるのですが、結果自分の思い描いていたイメージに近づいたのでラッキーでした。
この場を借りて、、、どうもありがとうございました!!


●Miles Davis / On The Corner
何回聞いても表紙のイメージ。でもこの曲が一番先頭に浮かんだかも!?
●James Blake / I never learnt to share
チョット暗いけど自分の中では写真とこの音の広がりがリンクする気がする。
●Serph / Pen on stapler
全体を通して光がきれいなのでそれを連想させる曲でした。
●John Frusciante / One more of me
こっちも暗いけどタイトル通り葛藤を感じる。でもカッコイイ。
●Tom Waits / Clap hands
とにかく勝手に混沌を感じる。
●Dinka Dunk / Chimu Dinka
綺麗な打楽器の音色だけどどこか混沌って単語を連想してしまう。



高橋ラムダ



高橋ラムダ(Lambda Takahashi / Shirayama Office)


2005年より白山春久氏に師事、2008年に独立しスタイリストとして活動を始める。
現在は俳優、ミュージシャンのスタイリング、CM、広告、ツアー衣裳、カタログ、雑誌などを手掛ける。

関めぐみさんの一枚 <liflattie ships>

liflattie shipsの撮影はまだ寒い冬の日に暖かい春の日に心をよせて撮影した春の画です
あの日憧れた春の暖かさのように、平穏で、沢山寝たのに眠たくなるような眩しい午後に心地良い草むらに腰掛けていたら、頭の中にくるくる鳴り響きそうな曲。

Eddi ReaderとRy Cooder以外は(Eddi Readerは訳詞がなくちゃんと詩の意味を把握してなく、Ry Cooderはインストなのでこの2曲は響きで選んでます) 大切な人(好きな人?)の事を考えている歌です(多分…)
なんてことない日に心地良い場所に行った時や、キレイな空や雲とか見た時に仲の良い友達や大切な人にこの光景を見せてあげたい!って思うような気分で選びました。
しかし実際に隣の大邸宅(成金風)から撮影場所に爆音で鳴り響いていたのは、選んだ曲とは正反対の曲調の
Freddie Mercuryの”I was born to love you”
アプローチは違えど大切な人を想う歌ですね、計らずも  んー、こちらは暑苦しすぎる。


●the Beatles "Dear Prudence"
●Eddi Reader "Hello In There"
●ハナレグミ   "心空"
●Joni Mitchell "Both side','now"
●Ry Cooder "Houston in two seconds"


関めぐみ

関めぐみ


フリーアシスタントなどを経て独立。

[主な仕事]
雑誌、広告、カタログ、書籍など
2010年8月に葉山の一色海岸で海と空をバックグラウンドに見立て、1ヶ月間、4×5大判カメラで訪れた人々を撮影する、”8月の写真館”を開催
150組近くの来客を撮影する