ウェブマガジン HOUYHNHNM ウェブマガジン HOUYHNHNM

ウェブマガジン HOUYHNHNM

ウェブマガジン HOUYHNHNM

ウェブマガジン HOUYHNHNM

SHIPS JET BLUE

ウェブマガジン HOUYHNHNM(フイナム)の編集長を3年間務め今年9月からは GIRL.HOUYHNHNM(ガール.フイナム)の編集長に新たに就任した平野正樹さんにウェブマガジンならではの魅力、そして今後の方向性をインタビューした。


まず僕の経歴から話しますね。現在のライノに就職する前は車雑誌の編集を5年位やっていました。そこである程度経験を積んだ後、やっぱりファッションに関わる仕事がしたいなと思い、周りの知人に声をかけていました。そうしたらフイナムで人材を探しているという話を先輩編者の方から聞いて直ぐに話を伺いに行って、二つ返事で入社することにしました。確か7年位前の事だったと思います。それからフイナムを制作しつつ、ウチの会社は編集プロダクションなのでカタログ制作や広告制作の仕事をやらせてもらいました。そしてしばらくしてフイナムの編集長の話を頂いたので、約3年間程その業務をやらせてもらったという感じです。


編集者として必要な物ってデジカメだったり、テレコだったり、筆記用具だったりしますよね。でも最近になって必要な物が変わってきました。仕事の量とか作業スタイルが変化してきて、よりスピーディーにというか効率よく作業を進めるということを考えると、筆記用具がPCになりテレコがiPhoneのボイスレコーダーに変わりました。。このスタイルになってから凄く作業がしやすくなりました。もっと言うと使い分けでは普段持ち歩いているのはiPhoneとiPad。iPhoneは電話なので当然ですが、iPadは外出中に素早くメールチェックが出来るし、例えばフイナムやガール.フイナムを見てもらいたい時に瞬時に見せられるのが良い所、データのやり取りもこれで済んでしまうし。今まではPCでそういう作業をしていたんですが、持ち歩くのが重いので最近はもっぱらこの2つですね。逆にPCの使い所は、インタビュー時に話しを聞きながらその場でタイピングしたり、撮影でスタジオに籠もっているときに横で原稿書きをするのに便利です。ですので仕事で必要なガジェットと言われれば、いまはこの3点ですね。

ーフイナムに携わっていて今までで1番記憶に残っている企画等があったらお聞かせ下さい。

企画物ですか?現在はウェブが主体なのでこんな事を言うのもおかしいかもしれませんが、2006年から1年くらいフリーペーパー版のフイナムを作ってウェブと連動していた時期があるんです。セレクトショップを中心に大量に配布してもらいました。あの頃の事は記憶に深く残っていますね、勢いで動いていた部分の方が大きかったからですかね(笑)。創刊1号目はスタイリストの山本康一郎さんに初めてお仕事をお願いしました。康一郎さんの仕事のやり方、考え方、姿勢などは非常に勉強になりました。それ以外だと、昨年にiPad版のフイナムもアプリとして制作しました。こちらもある意味勢いでスタートしたものだったので、いっぱいコンテンツを詰めすぎてしまってWiFi環境でもダウンロードに1時間位かかってました。内容的には満足のいくものだったんですけどね。


ーフイナムの今後の方向性について。

フイナムは最近リニューアルして、新たにファッション、カルチャー、ライフスタイルをより濃く充実させていきたいと考えています。近年ファッション誌のウェブサイトの活躍が目覚ましいですよね。そういったサイト中にもブログがあったりニュースページがあったり、ちょっとした特集記事だってありますよね。つまりどこも同じような内容になりつつあるということです。今でこそウェブのファッションと言えば“フイナム”という位置付けにようやく辿り着きましたが、これからは“フイナムらしさ”とかガール.フイナムを含めて、より個性的なサイト作りをしていきたいとスタッフ間で話し合っています、これからも進化するフイナムとガール.フイナムに期待してください。


平野 正樹


メンズファッションWEBマガジン「フイナム」の2代目編集長。
現在はフイナムの女性版「ガール.フイナム」の編集長。
ファッションと仕事と食べることが大好き。地元である富山を愛する33歳。
趣味は買い物とランニング。