新編集長に就任した荒川由貴子さんにインタビュー!  「mina」人気の秘密と、これから 新編集長に就任した荒川由貴子さんにインタビュー!  「mina」人気の秘密と、これから

新編集長に就任した荒川由貴子さんにインタビュー!
「mina」人気の秘密と、これから

今年で創刊15周年を迎えた女性ファッション誌「mina」。この春から編集長に就任した荒川由貴子さんにインタビューを敢行し、ご自身のキャリアや誌面作りについてなど、たっぷりお話をうかがいました。さらに「mina」で人気のKhaju最新アイテムもご紹介。荒川編集長が手掛けるこれからの「mina」に期待大! です?

??はじめに、「mina」とはどんな雑誌ですか?

荒川 25歳くらいの女性をターゲットにしているんですが、カジュアルで育ってきた人たちが、大人になってもそのままカジュアルな服で過ごしてほしいというコンセプトをもとに作っています。「恋も仕事もこのカジュアル服で」というテーマを掲げたりするんですが、普通のカジュアルをそのまま着ていると、男性にモテなかったりオフィスに着て行けなかったりするじゃないですか。そこで、大人っぽいカジュアルだったり、女らしさのあるカジュアルというものを目指して作っています。普通のカジュアルが好きな女の子たちが、スタイルアップできたり可愛くなれたり、おしゃれしている! って思えるような誌面作りを心掛けています。

??創刊から今年で15周年ということですが、荒川さんが編集長になられるまでの経緯を聞かせてください。

荒川 実は入社から5年は広告の営業をやっていて、その後編集部に入ったという稀なケースなんですが、そこから8年mina編集部にいます。そして今年の4月1日付の人事で編集長に任命されて、今日でまだ1ヶ月くらいなんです。副編集長になってからもそんなに日が経っていなかったので、正直びっくりしましたね。私がずっとmina編集部にいることや、もともと営業をやっていたことを買われて、編集長って作るだけじゃなく対外的に営業するようなポジションでもあるからと言われ、腹をくくりました(笑)。

??そうなんですね。まだこれからという感じだとは思いますが、編集長になってから何か変わりましたか?

荒川 実際に私が編集長として手掛けるのは8月号からなんです。今は7月号を作っていて、普通に今まで通り編集部員としての量をやっていることもあって、編集長として変わったことはまだあまりないんですが…。数字を見なくてはいけなくなったり、1号分全て自分で企画を決めるということを初めてやって、バランスを考えるのって大変だなと思いました。でも転職したとまではいかないですけど、久々にすごくフレッシュな気持ちになったというか、新しいことを学ばなきゃっていう感じですね。考えることが変わるというか、スイッチを変えなきゃ! って。

??また新鮮な気持ちで仕事に取り組めるっていいですね! では、instagramから人気に火がついてヘアアレンジ本も話題の美容師RUMIさんについて、一緒にお仕事されるようになったきっかけを聞かせてください。

荒川 私が福岡生まれなんですが、まだ普通の編集部員だった時に福岡のおしゃれな人のインスタをチェックしていて、たまたまRUMIさんを見つけて、はじめはただフォロワーとして見ていたんです。私はファッション以外にビューティー企画もやっていたことがあって、ヘアアレンジ企画も散々やっていたので、写真を見ればだいたいプロセスがわかるんです。でもRUMIさんのヘアスタイルを見てもそれがあまりわからなくて、すごく上手だなと思ったんですよね。それで企画出しの時にRUMIさんのヘアアレンジ企画を出してみたんです。福岡のまだ無名の人を起用するって、未知数だし懸けでしかなかったんですけど、私がものすごく熱くプレゼンしたら、当時の編集長がおもしろいと思ってくれたみたいで企画が通ったんです。まずは雑誌でやってみることになってオファーをかけたら、たまたまminaが最初のオファーで、OKしていただいて。それでやってみたら反響があって、そこから雑誌発の本を出す話が持ち上がって、RUMIさんのヘアアレンジブックを出したんです。それが売れ行き好調だったので、第2弾も出すことができました。

??予想はしていましたがやっぱり大好評のようですね! 今の時代、インスタをきっかけにスターになる人やペットがいたり、こうして本を出すこともできるようになったり、メディアとSNSとの関係性って興味深いですし、いろんな可能性がありますね。

荒川 そうなんですよね。雑誌にとってはライバルでもあるし、だけどインスタだけでは伝えきれないところを、書籍や雑誌でフォローするというか、お互い助け合えるのが理想ですね。RUMIさんの場合はすごくうまくいったケースだと思います。

??本当ですね。今後の展開も楽しみです。mina読者に人気のテーマやスタイリングってどんなものですか?

荒川 スタイルがよく見えるような着こなしが人気ですね。そして女の子らしさがあるけど、甘すぎない。現実から遠くない感じの、マネしやすいもの、チャレンジしやすいもの。アイテムで言ったらベーシックアイテムの着こなし提案が人気です。

??なるほど。では「mina」がこの夏提案しているスタイルは?

荒川 夏だからこそ着られる浮かれ感のあるものってあると思うんです。なので夏はいつもよりおしゃれを楽しむプラスαな着こなしを提案していきたいと思っています。あとは女の子がおしゃれを頑張ろうって思う原動力って恋だったりするじゃないですか。夏って恋が盛り上がるシーズンだと思うので、男性目線っていうところも意識していけたらなと思います。モテを大きくアピールはしませんが、“ラブに効く服”みたいな切り口で8月号は進めていこうと思っています。

??最後に、誌面作りにおける“minaらしさ”とは?

荒川 雑誌って2つの側面があると思うんです。見てすっごく可愛いって思う憧れるものと、なりたい自分に近づけるもの。「mina」でもビジュアル企画は現実から少し離れたものを見せることもあるんですが、基本的には“一歩憧れる日常”というものを表現できればいいなと思っていて。モード誌でもないし、リアルな読者が読んで「明日から可愛くなれる」とか、そういうことでいいと思っているんです。文章も上辺だけのファッションの文というよりは、リアルで共感してもらえるような等身大なことを書いていきたいし、そういう写真を見せていきたいと思ってます。だからあまり突拍子のないことはやらないですね。ビジュアルはもちろん大事だし、お役立ち感も大事。リアルに明日おしゃれになれる、可愛くなれる。「mina」がそんな存在になれればいいなと思います。

  • 自宅ではアロマディフューザーにヒノキのエッセンシャルオイルを入れています。あとは漫画を読みますね。漫画以外にも映画ブームの時もあれば小説ブームの時もあります。仕事で使った頭を別の世界に持っていけるのがいいんです。仕事でアウトプットしてばかりなので、ほかのものをインプットしたくなるのかもしれないですね。

  • 中目黒や祐天寺を散策しながら、個人経営の小さなお店を巡るのが好きです。あとは昔からあるような純喫茶を見つけるのも好きですね。お気に入りのモノは、友達が作っている手描きペイントのガラス瓶(ninojapanshop.com)です。minaモデルの誕生日にオーダーしてプレゼントしたりしています。

  • もともとカジュアルが好きなんですけど、ちゃんとアクセサリーを着けたり、肌を少しだけ見せたり、どこかに大人っぽい要素を取り入れるようにしています。RUMIさんを参考にヘアアレンジをするようにもなりました。ヘアスタイルがちゃんとしていると普通の服もそれなりに見えるんです。

01. クルーネックTシャツ ¥7,000(+tax)/LNAMORE
02. VネックTシャツ ¥7,000(+tax)/LNAMORE
03. ピアス ¥7,500(+tax)/AZUNIMORE
04. サボ ¥14,800(+tax)/BIANCAMORE
05. バッグ ¥9,000(+tax)/TRIPLE 7MORE
Khajuの洋服ってmina読者の気持ちにフィットしているなって思ってます。女の子らしさとエッジの効かせ方のバランスがすごく参考になります。例えば派手なトップスにデニムを合わせたり、ベーシックなものには小物で遊んだり、そのさじ加減が「mina」と合うんです。ベーシックアイテムは形にこだわっていてデイリーに着られるし、小物はトレンド要素のバランスがちょうどよくて、やりすぎていないというか。プレーンなTシャツやトレンド感のあるピアスなんかは、特に「mina」らしいと思います。
photo

荒川由貴子

1981年2月10日生まれ。立教大学卒業後、2003年主婦の友社に入社。広告部に配属。2008年よりmina編集部へ異動。2016年4月、mina編集長に就任。

photo

mina最新号

・発売日 毎月20日発売
・価格 定価570円
・特集タイトル 7月号『マンネリしてたら楽しくない! おしゃれの冒険してみる?』