来日特別インタビュー! 『THE WHITE BRIEFS』デザイナー meets JAPAN 来日特別インタビュー! 『THE WHITE BRIEFS』デザイナー meets JAPAN

来日特別インタビュー! 『THE WHITE BRIEFS』デザイナー meets JAPAN

来日特別インタビュー!『THE WHITE BRIEFS』デザイナー meets JAPAN

来日特別インタビュー!
『THE WHITE BRIEFS』デザイナー meets JAPAN

SHIPS Days

贅沢な着心地が世界で人気の、スウェーデン発デイリーユースウエアブランド『THE WHITE BRIEFS(ザ ホワイト ブリーフス)』。その創設者でありデザイナーのピーター・シモンソン氏がこのたび来日! ということで、SHIPS Days バイヤーの高橋が直接お話をうかがってきました。ピーター氏が語るブランドへのこだわり、そして日本に対する想いとは?

多数の有名ブランドで20年にわたってデザイナーを務めた後、2009年に『THE WHITE BRIEFS』をスタート。素材選びからディテールにいたるまで一切妥協を許さず、極限まで無駄を削ぎ落としたデザインで注目を集めている。パリのセレクトショップ『Colette』、ロンドンのコンセプトストア『Dover Street Market』、NYのセレクトショップ『Project No.8』、NYのブティックホテル『Ace Hotel』など、世界各地で取扱い実績あり。

<THE WHITE BRIEFS デザイナー ピーター・シモンソン × SHIPS Days バイヤー 高橋大介>

高橋 『THE WHITE BRIEFS』には以前から注目していました。「シンプル」「上質」「洗練」などのキーワードはSHIPS Daysのコンセプトに通ずるところがあり、店舗でもフルコレクションに近い形で展開させていただいています。今日はお会いできて光栄です。

ピーター そう言ってもらえて僕も嬉しいです。

高橋 『THE WHITE BRIEFS』をスタートするまでアンダーウエアの経験はなかったと聞いていますが、そこからブランドを立ち上げることになった経緯を教えていただけますか?

ピーター 僕たちが身につけるものの中でも、アンダーウエアは最も生活に密着した存在。朝起きたときにその肌触りを楽しんだり、普段の生活の中で心地よさを実感したり…。そんな何気ない贅沢こそが人生を豊かにするのだと、さまざまなファッションのデザインを通じて感じていたのです。でも当時は、僕が身につけたいと思うようなウエアはなかなかありませんでした。であれば…と自ら立ち上げたのが『THE WHITE BRIEFS』。真っ白なブリーフのようにシンプルでピュアで正直なウエアをつくりたい、という想いをブランド名に込めました。

高橋 シンプルな中にもステイタスの感じられるアイテムが揃っていますよね。私はデザイナーも兼任しているので、ピーターさんがどのようにインスピレーションを得てデザインを行なっているのか気になります。

ピーター メンズもレディスも、根底にあるのは同じフィロソフィー。男性らしさ・女性らしさを表現するためのディテールの違いはありますが、どちらも「ベーシック」を基本としています。素材は、伸縮性と柔らかな肌触りが特長の100%オーガニックコットン。アイテム単体で成り立つのではなく、人々の生活の一部として存在するブランドでありたいと思っているので、着る人のライフスタイルをイメージしながら無駄のないデザインを意識しています。

高橋 今日の真っ白なコーディネートは、まさに『THE WHITE BRIEFS』ですね。普段もこのような感じですか?

ピーター 今日はたまたまホワイトなのですが(笑)、普段のファッションもベーシックです。その中で素材を変えたりして楽しんでいますね。20代の頃はもっとドレッシーな格好をしていたのですが、徐々にリラックスできるスタイルへシフトしていきました。

高橋 現在のお住まいは?

ピーター スウェーデン南部の、農場と海が近いのどかな地域に住んでいます。『THE WHITE BRIEFS』を立ち上げるときに引っ越しました。真っ白なキャンパスに絵を描いていくように、知らない土地で新しい仕事を始めたいと思ったのです。仕事場から1時間かかりますが、メリハリのある生活ができるので気に入っています。

高橋 デザインにいい影響を与えてくれそうな住環境ですね。奥様も『THE WHITE BRIEFS』のデザイナーを務めていらっしゃるそうですが。

ピーター 妻とは毎日ディスカッションをしていますよ。女性目線でハッキリ意見をくれるので、とても信頼しています。以前はお互いに別の仕事をしていて出張も多かったため、夫婦でゆっくり向き合う時間がなかなかとれませんでした。今のスタイルになってからは、ファミリーとしてもプロフェッショナル同士としても絆が深まり、相乗効果を生み出せていると感じています。

高橋 日本にはどんな印象を持っていますか?

ピーター 「Fantastic!」、この一言に尽きます。あたたかく礼儀正しい方ばかりですし、食べ物もおいしい。世界を見渡しても、生活の仕方が先を行っている国だと思います。僕は2008年以来の日本なので、また来ることができて嬉しいです。箱根の温泉にも行く予定なんですよ(笑)。

高橋 そんなふうに感じてもらえるなんて感激です。日本のファッション業界についてはいかがですか?

ピーター MDのセンスが非常に高いと感じています。個々のアイテムだけで勝負するのではなく、ほかのカテゴリーのものと組み合わせて店舗全体で魅せていくのがうまい。また、日本の伝統的なファッションにインスパイアされることもよくあります。着物をモチーフにしてガウンをつくったり、「火消し」のユニフォームから着想を得てパジャマをつくったり…。

高橋 火消しに着目するとは、海外の方ならではの発想ですね。

ピーター 日本の美意識にはもともと共感する部分が多く、さまざまなところから刺激を受けています。ただし、日本のものをそのまま取り入れるのではなく、自分なりにアップデートしてデザインに活かすようにしています。私のモットーは「Challenge」。今後も、海外のファッションからヒントを得たり、ほかのジャンルのデザイナーとコラボしたりしながら、『THE WHITE BRIEFS』の世界を追求していきたいですね。高橋さんはバイヤーとデザイナーを兼任しているそうですが、バイイングするものと自らデザインするものの棲み分けはどうジャッジしているのですか?

高橋 デザイナーをしているとつい自分の手でつくりたくなってしまいますが、常に客観的な視点を持つように意識しています。理想とする世界観を実現するためには、自分でつくるべきか、買いつけたほうがいいか。全体を俯瞰して、冷静に判断します。

ピーター 先ほどもお話ししたように、日本のMDセンスには注目していますので、高橋さんもぜひ魅力的な世界観をつくっていってください。

高橋 ありがとうございます。ヨーロッパと日本のラウンジスタイルには、共通点もあれば異なる部分もある。それぞれの魅力を実感してもらえるようなMD展開にもチャレンジしてみたいですね。『THE WHITE BRIEFS』はF/Wも引き続き仕入れていますし、末永くお付き合いしていきたいブランドです。これからもよろしくお願いします!