「2人の信頼のかたち」dahl’iaの魅力 「2人の信頼のかたち」dahl’iaの魅力

「2人の信頼のかたち」dahl’iaの魅力

「2人の信頼のかたち」dahl’iaの魅力

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2000年に立ち上げて、10年以上経つ今でも手仕事のぬくもりを守り続けるブランド“dahl’ia(ダリア)”。素材やシルエットやディテールなど、細部にこだわりつくして編み出されるアイテムたちが、本物志向なユーザーから絶大な人気を集める裏側には、こんな素敵な二人の女性の揺るぎない信頼関係がありました。


―まずはじめに、ダリアを立ち上げられたきっかけを教えてください。

渡邉(写真左) はい、まず立ち上げた2000年頃、当時私はスタイリストをしていました。仕事するなかでちょっとファッションに対して思うところがあって……。そこで10代のときから友達同士だった久保田さんに、声を掛けて一緒にお洋服作りをしたいなという話をしました。

久保田(写真右) 私はその時、結婚していたんですが、その前はいろんなセレクトショップで働いていたりしていたので、お洋服に携わっていました。

渡邉 そう、だから話も早くって、その半年後にはもうスタートしていましたね。場所は私の自宅で、お金もなかったので二人でアメリカ製の生地を買ってきて、手作りでバッグを作ったり、小売りの生地屋さんに行って生地を買ってきたり。ヘインズなどアメリカ製のTシャツをリメイクして、自分たちの手仕事で出来る範囲でスタートしました。

―渡辺さんから久保田さんへお声掛けした理由は何だったのですか?

渡邉 もともと学生時代の先輩後輩だったんだけど、彼女ってとっても手先が器用で! ニットを編んだりなど、私が「きーっ!」てなっちゃうような作業も、「ほら!」ってやってくれるんですよ。まるっきり性格も違うし、そこを凄い尊敬してて(笑)。

久保田 器用貧乏なだけです(笑)。でもお互いの服への感覚は似ていたし、着る物は違ってもなんとなく好みは一緒。根本的なところが一緒だったからやっていけてると思う。

渡邉 そうね、女同士で12年、13年ってのも凄いよね。なかなか無いですよ。

久保田 二人とも男っぽいから(笑)

―ではスピーディーに立ち上がったダリアさんですが、当時から今もこだわっていることありますか?

渡邉 まず、スタートのときから自分たちの手仕事で始めているので、手作りの温かみ欠かせないです。それは工場生産になった今でも、アップリケ部分は手作業で付けていたりと、守り続けています。あとは着やすくて可愛いもの。ガーリーテイストが二人とも好きなので、自然とガーリーなアイテムは増えてきますね。

―それはどんなものをイメージソースにされるんですか?

渡邉 そうですね、時代によってイメージソースは変化するもので、アメリカのTシャツや生地を使っていたのも、時代の流れというのが大いにありました。根本的にはトラディショナルなもの、メンズっぽいトラッドな素材をガーリーに見せるのが多いですね。

久保田 うちだと特にワンピースやブラウスが得意だったりするので。

渡邉 あとバイヤーさんに聞くと、うちのお客さまは年齢層も凄く幅広いんです。作るものを見ても分かる通り、私たちも別にターゲットっていうのは決めていなくて。手に取って買っていただける人が、お好みで着ていただくのが一番ですね。

―なるほど、では今シーズンのアイテムについてお伺いしたいのですが、まずイチオシアイテムは何ですか?

ダリアベーシックから、スイスコットンを使った白シャツ&黒シャツ。ハリのある素材が美しいフリルや肩のラインを創出、ブラウスにはない凛とした表情を引き出してくれる。色違い、形違いで何枚でも欲しくなるオーセンティックな一着。

渡邉 今、二人とも凄くベーシックなものを見直したいねという話になりまして。なので、うちで2年前からやっている『ダリアベーシック』というラインのなかで、白いシャツと黒いシャツにフォーカスして力を入れていて。生地はスイスコットンにこだわっています。生地が良くないと美しいシャツのラインが出せないんですよね、そこでハリのあるスイスコットンを選びました。ブラウスではなくて、あくまでシャツにこだわりたくて。

久保田 そう、ディテールにメンズの要素を入れたレディースのシャツです。カラーバリエーションは、シャツの白と黒、スカートはオリーブとネイビーとベーシックカラーのみ。とにかくシルエットや素材感を重視したかったんです。またダリアベーシック以外はいろんなカラー展開もやっているので、その差別化という意味でも分かりやすいかなと。

渡邉 ちなみにこれはちょっとお休みしつつ、本当にやりたい素材が見つかったときだけって感じでやっているラインです。

久保田 生地はほとんどメンズっぽいのが多いですね。圧縮メルトでPコートなどを作っているんですが、ただのベーシックではなく、うちのベーシックにこだわりました。私は卸関係のお店にいて、彼女もスタイリストさんをやっていたから、自然とセレクトは物の良し悪しの方に目が向きがちかも。昔のセレクトショップって、本当に素材のいい輸入物がたくさんあったりして、それを見てきたりしているから、ついついそういうセレクトになってしまうのかもしれないです。

サイドにフリルが配されたカーディガン。こちらもダリア式に前後両用での着用をオススメ。カーディガンとして羽織るのはもちろん、後ろ前を変えて着用すると、バックボタンのおしゃれなニットとして様変わり。デニムやスカートを合わせて、さまざまなシーンでの活躍が期待できる一枚に。

2WAYニット¥18','690/dahlia

ダリアならではの前後両用の切り替えのニット。前はギャザー入りでふんわりと丸みのあるシルエットに、後ろはフラットだから気分に合わせて入れ替えれば、1着で2スタイルが楽しめるという優れもの。旬のオフボディシルエットもポイントに。

ニット¥19','845/dahlia

ダリアの専売特許とも言えるヘインズTシャツのリメイクワンピース。XLサイズをボーダー&アシンメトリーなシルエットで、モダンかつリラックスムード溢れる一着にアレンジ。ソックスやサンダルでラフに着てもよし、カラータイツなど合わせてもスタイリッシュな装いにも。

リメイクワンピース¥19','950/dahlia

―では今後のダリアさんの展望を聞かせてください。

渡邉 そうですね、変わらず二人でこのペースでやっているように場頑張るってことかな?

久保田 そうだね、出来る範囲で(笑)。

渡邉 変わらず皆さんから愛される、そんなところでやっていけるのが理想的ですね。

左:渡邉智佳子
右:久保田理恵

文化服装学院の先輩・後輩関係だったお二人が、2000年に立ち上げたレディースブランド。
メンズの要素をところどころに持ちつつも、ガーリー&シックで遊び心たっぷりなアイテムは、幅広い年齢層の女性たちに「大人可愛いい」スタイルを提案してくれる。