35thスペシャルインタビュー ―FC東京 塩田仁史選手― FC東京のファッショニスタが遂に登場! 35thスペシャルインタビュー ―FC東京 塩田仁史選手― FC東京のファッショニスタが遂に登場!

35thスペシャルインタビュー ―FC東京 塩田仁史選手― FC東京のファッショニスタが遂に登場!

35thスペシャルインタビュー ―FC東京 塩田仁史選手―
FC東京のファッショニスタが遂に登場!

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SHIPSがオフィシャルサプライを務める、FC東京の遠征用スーツ。そのアドバイザースタッフとしてたずさわって頂いたことで、縁も深いゴールキーパーの塩田選手。今回は特別に、「STYLISH STANDARD」をテーマにこの秋挑戦したいスタイルをコーディネートしてもらいました。


―石川選手も高橋選手も、ファッションの話になると必ず塩田選手のお名前が挙がっていたので今日は楽しみにしていました。

塩田 やめてくださいよ、あいつらは僕をからかっているだけなんで(笑)。

―そのときも話に出ていたのですが、移動のときはいつも雑誌『OCEANS』を読まれているとか。

塩田 そうですね。30代になってから読むようになりましたね。

―いつ頃からファッションに興味を持たれるようになったのですか?

塩田 親もとを離れて生活するようになった高校のときからですね。よく水戸(茨城県)の駅前とかでショッピングしていました。高校1年生の頃は、B・BOY系や古着系とかが流行っていたんですけれど、僕はキレイめと呼ばれていたスタイルが好きで。グッチのローファーに、スーツでロングコートっていう感じでした(笑)。 雑誌は『東京ストリートニュース』が流行っていた頃で、よく読んでいました。東京だけでなく、千葉、神奈川とか各地のスナップがあって、ちゃんと水戸も載っていたし。それから高校3年生くらいになると、レッドウィングにリーバイスにウエスタンシャツを合わせるのが流行りましたね。僕はレザーのジャケットが勝負服でした。でも、高校生くらいってジャケットがあんまり似合わないんですよね。だから、この歳になってやっとジャケットが似合うようになったのが嬉しくて。それなのに練習の日にクラブハウスに着ていくと、「今日何かあるの?」ってみんなに聞かれるので、なかなか着る機会がないんです(笑)。

―高校生くらいって一度はジャケットに憧れますよね。でも、いまや塩田選手は完璧に着こなされていますよ。その理由のひとつに体格のよさがあると思うんですが。でも、その体格ゆえに洋服選びで困ることってありますか?

塩田 既製品は、僕が着ると肩周りが小さくて袖が短いことが多いですね。なので、雑誌を見て買いに行くとサイズが合わないことがよくあるんです。その点、石川選手はいつもジャストフィットなんで羨ましいんですよ。

―買い物は奥様とされることが多いですか?

塩田 そうですね、お互い趣味も似ているので一緒に行くことが多いです。でも、僕はすぐにシャツとジャケットに目が行っちゃうんで。そうすると、「またシャツなの?」ってよく言われますね(笑)。

―今日のスタイリングのポイントを教えてください。

塩田 普段はTシャツを着ていることが多いですけれど、銀座での取材ということでシャツにしました。でも、あまりきっちりし過ぎないようにドット柄を選んで、襟もワイドめで涼しげな感じにしています。夏ということもあってショーツを合わせて、足もとはスニーカーで軽快な感じにまとめました。

―完璧なコメントありがとうございます。最後に、塩田選手の考える「STYLISH STANDARD」なスタイルを教えてください。

塩田 スタンダードって人それぞれ違うと思うんですよね。スタイリッシュっていうのは、フォルムとかラインに出てくると思うんです。あと、上下のバランスも大事。だから、僕にとっては全体のバランスがいいことですかね。

―では、サッカーのプレースタイルで考えると、どんなことだと思いますか?

塩田 プレーもそうですけれど、個人の立ち振る舞いとか、チーム全体としての姿がスタイリッシュでありたいと思いますね。サッカー選手のスタイリッシュって、清々しさや爽やかさだと思うんです。なでしこジャパンが活躍していますけれど、勝っても負けても爽やかな姿っていうのは素敵だし、みんなに愛される理由だと思うんです。サッカー選手として、そういう姿をスタンダードなものとして生きて行きたいですね。

―今日はありがとうございました。

塩田選手が選ぶ、この秋いちおしスタイル

STYLISH STANDARDをテーマに、この秋チャレンジしてみたいスタイルを塩田選手にコーディネートしてもらいました! 「シャツにボウタイってスタイルは、ずっとやってみたかったんですよ。今回はあえてデニムシャツにボウタイを合わせてみました。ボウタイをすることでヘンに可愛らしさが出ないよう、アウターは大人っぽくしています。最初はネイビーのジャケットにしようかと思ったんですけど、最終的にショールカラーのニットで。パンツはロールアップさせて軽快な感じにしています」

ニットカーディガン ?47','250/ROBERTO COLLINA
シャツ ?12','600/SHIPS
パンツ ?17','850/Equipage
デザートブーツ ?19','950/Clarks
ボウタイ ?5','250/Southwick

塩田 仁史

1981年生まれ。茨城県出身。流通経済大学卒業後、2004年にFC東京加入。
現在、ゴールキーパーとして常に後からまわりの選手を鼓舞し続けている。チーム内では、ファッショニスタとして知られ、SHIPSがオフィシャルサプライヤーを務める、遠征用スーツのデザインにも深く関わった。