披露宴から二次会までの服装術教えます   〜タキシード活用編〜 披露宴から二次会までの服装術教えます   〜タキシード活用編〜

披露宴から二次会までの服装術教えます
〜タキシード活用編〜

何かと頭を悩ます結婚披露宴や二次会での装いに焦点を当てて、その手助けとなる服装術を提示する恒例企画。今回は、SHIPS渋谷店のオープン30周年記念で作られたラルディーニの別注タキシードをピックアップして、より現代的な着こなし術をご紹介する。ポイントになるのは、ボウタイやカフリンクスといった小物使い。カジュアル要素がプラスされた今のタキシードは、程よく遊び心を加えて、こなれたスタイルとして楽しむのがポイントだ。だからといって崩し過ぎるのはNG。色使いや素材感を重視して、あくまでスマートなコーディネートを心がけたい。

photo
photo

ミッドナイトブルーの深みのある色使いで仕上げたウールのタキシードは、華やかな印象のピークドラペルを配している。披露宴やお祝いのシーンでは、まさに好相性なデザインだ。独特の色使いは、それだけでドレッシーで上品な印象を与えるが、体のラインを美しく際立たせるタイトなシルエットのため、クラシックというよりもタウンユースのカジュアルスーツ的な印象がある。それゆえ、パーティ形式の披露宴でも悪目立ちすることはなく、幅広く活用できる。パンツが少しだけ太めに設定されているのもポイントだ。

スーツ ¥191,000(+tax)/LARDINI
ベスト ¥49,000(+tax)/LARDINI
シャツ ¥18,000(+tax)/SHIPS
ボウタイ ¥8,000(+tax)/SHIPSMORE
チーフ ¥2,800(+tax)/SHIPS

photo

ジャケットを脱いでベストになったときに、ちょっとした遊び心を見せるならカフリンクスに凝るのも一興だ。カフスは実に様々なタイプがあるが、スクエア型ならかっちりしたイメージになるため、披露宴などでは好ましい。オニキスなどのシックな石使いのものなら、変に目立つこともないため重宝する。

photo
photo

今回の30周年記念タキシードは、ショールカラータイプも発売されるが、こちらはよりカジュアル度が増すため、二次会で着るのが好ましい。ハリのあるウール仕立てで、パンツには少し太めの側章が配されている。ショールカラーは、Vゾーンに丸みが生まれて柔らかな印象を与えるため、パーティでも、場の雰囲気にしっくりと馴染むはずだ。デザインがカジュアルな印象のため、色数は極力抑えてコーディネートしたい。

スーツ ¥191,000(+tax)/LARDINI
ベスト ¥45,000(+tax)/LARDINI
シャツ ¥22,000(+tax)/SHIPS
ボウタイ ¥8,000(+tax)/SHIPS
チーフ ¥2,800(+tax)/SHIPS

photo

ショールカラーのタキシードとベストが作り出すVゾーンは、柔らかなでカジュアルな印象に見える。そこにドレス感や華やかさを加えるなら、シャツの飾りやデザイン、ボウタイなどで適度に変化をつけるのが好ましい。その際活躍するのが、エレガントなブザムシャツだ。ウイングカラーのものを選べば、ボウタイをスマートに付けられるため便利だ。

photo

今回の記念モデルのようなタキシードは、1着あれば披露宴や二次会で問題なく活用できる。とはいえ、毎度同じにならないようにワードローブには装いに味付けできるドレスシャツや小物を、常に揃えておくことが必須だ。これだけあれば困らないシャツ&小物の実例をご紹介!

photo
photo

タキシードを着るならやはりボウタイは基本になるため、それを意識したウィングカラーのシャツは不可欠だ。Vゾーンの見え方を意識して飾りのあるブザムシャツ、汎用性の高いプレーンタイプ、というように最低でもいくつかバリエーションを揃えておくことが理想だ。

シャツ(左) ¥22,000(+tax)/SHIPS
シャツ(右) ¥18,000(+tax)/SHIPS

photo
photo

チーフはマストで必要。タキシードの色にもよるが、汎用性のもっとも高いホワイトとグレーは最低限持っているのが基本だ。素材はタキシードなら、やはりドレッシーな光沢があるシルク製のものがベターだ。

チーフ 各¥2,800(+tax)/SHIPS

photo
photo

タキシードの装いにボウタイはなくてはならない。ベーシックな無地のものは、最低限用意しておきたい。光の当たり方で美しい光沢を放つベルベット仕様のものがやはり定番。柄物なら小さめのドット柄などは使い勝手が良い。

ボウタイ(上) 各¥8,000(+tax)/SHIPS
ボウタイ(下) 各¥8,000(+tax)/SHIPSMORE

photo
photo

ドレッシーな装いにカフリンクスは外せない。ブラックオニキスのもので形のバリエーションを揃えておけば、まず困ることはない。できれば、ここぞというときに備えて、厚みのある造形の凝ったものも揃えておくのがベストだ。フランスが誇る老舗「ルイ ファグラン」は鉄板ブランドだ。

カフリンクス(左上) ¥9,500(+tax)/SHIPS
カフリンクス(右上) ¥10,000(+tax)/Louis FAGLIN
カフリンクス(左下) ¥9,500(+tax)/SHIPS
カフリンクス(右下) ¥13,000(+tax)/Louis FAGLIN