2シーズン目を迎えた都市型アウトドアの現在
SHIPS ACTのこなし方

??２シーズン目に突入しましたが、SHIPS ACTの充実度はかなり増していますね？

篠原　ブランドが持つ大きなイメージだった、都会的でありながらスポーツやアウトドアに対応するウエアということは、しっかりと根付いていますし、広がっていますね。とはいえランニングに特化しているとか、登山に特化しているとかではない、あくまで“ファッションの延長線上にある服”ということも一貫しています。メンズの場合はワントーンが基本で、ある程度全身でトーンを揃えて、素材変化みたいなものでスタイルを楽しむというのが、今シーズンのSHIPS ACTらしい着こなし方だと思います。

??シルエットなどにも変化はあるんですか？

篠原　シェル系のものはこれまでブルゾンタイプが多かったんですが、ちょっと着丈を長めにすることで、ショーツとも綺麗なバランスを保ちながら街でも着られるようになっています。

??色使いに関してはいかがでしょうか？

篠原　あんまりスポーツブランドのような強い色は使っていませんね。基本は定番色の合わせです。アースカラーが多いのも特徴だと思います。それは今のカジュアルのトレンドとも通じるので、SHIPS ACT以外のアイテムとも合わせやすいと思います。それで微光沢などの素材感で装いに変化をつけていくというのがポイントになるのではないでしょうか。仮にSHIPS ACTをトータルで合わせるなら、やはりタウンユースが基本。メンズの場合は、コーディネイトのなかでSHIPS ACTの比率を高めても街にしっかり馴染むと思います。逆にアウトドアで楽しむなら高機能のものをパーツ的に取り入れるのがベターですね。

??レディスもメンズ同様、機能的なものをファッションの延長として着るということですか？

松浦　そうですね。そこはメンズと同様です。ただ、レディスの場合はガチガチにいくつも機能的なものを取り入れるのは抵抗があるので、かわいいアクセントや効果的な色、柄などを差し込むのがSHIPS ACTの楽しみ方だと思います。

??色使いもヴィヴィッドなものとの合わせがメンズよりもポイントになるのでしょうか？

松浦　SHIPS ACTのアイテム自体はメンズ同様アースカラーが基本ですが、コーディネイトとしては、ヴィヴィッドな色味の小物や主張のある柄などをポイントで取り入れた方が、より街着として楽しむ幅が広がると思っています。プリーツスカートであったり、ジャージー素材のアイテムであったり、上手に異ジャンルのものとミックスすることで、逆にスポーティなエッセンスが活きてくる。そんな着こなしを提案しています。