華やかでもこれ見よがしにならない   柄ネクタイ選びの法則! 華やかでもこれ見よがしにならない   柄ネクタイ選びの法則!

華やかでもこれ見よがしにならない
柄ネクタイ選びの法則!

秋冬のスーツの装いは、Vゾーンで華やかさを出すことで印象はかなり変わってくる。とはいえ、これ見よがしに柄や色を加えても、品格がなくなり逆効果になってしまうことも多々ある。程よく華やかさを演出するには、シャツ選びはもちろんのこと、ネクタイのチョイスが肝。それを踏まえて今回は、チャコールグレーとネイビーの定番スーツをベースにしながら、基本中の基本となるネクタイ選びのポイントをご紹介する。柄と色と素材感、それらをしっかりと考慮して、上品かつ都会的な装いに見えるためのヒントをお伝えしよう!

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レジメンタル柄はネイビーベースが
合わせやすい

ネクタイの定番といえばレジメンタル柄。ストライプ柄の王道で、日本ではビジネスシーンで使用しても基本的に問題はない。こちらのように右下がりのタイプは、アメリカンテイストということになるため、スーツを選ぶ際はご注意を! 着こなしのローテーションになら汎用性が高いほうがベターなので、まずはネイビーベースを押さえておくのが基本だ。

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ネイビースーツにネイビーシャツ、そしてネイビーベースのレジメンタル柄でアメリカントラッドの流れを汲むスタイルを演出。Vゾーンの合わせに迷うなら、まずは基本中の基本であるネイビー使いの装いを。清潔感があって、基本的に行く場所やシーンを限定しない。

スーツ?180,000(+tax)/CARUSO
シャツ?25,000(+tax)/Errico Formicola
ネクタイ?14,000(+tax)/BREUERMORE

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レジメンタル柄はレッドが入ると
途端に華やかに見える

レジメンタル柄で華やかさを出すなら、基本のネイビーベースにレッドが入ったものを選ぶのがベターだ。色数が多すぎると逆効果の場合もあるので、あくまで強い色は一色程度が好ましい。その際、やはりレッドが存在感を出してくれる。質感もシルクコットンなどの適度な光沢のあるものを選べば、より華やかさが増す。

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ネイビー×レッドのレジメンタル柄のネクタイは、ネイビースーツに美しく映える。その際のシャツは、スーツとネクタイの色の要素を併せ持つラベンダー系のものが理想的だ。スーツにもネクタイにもシンクロした色の合わせなら、悪目立ちすることはなくまとまって見える。それでいて華やかさも演出できるため一石二鳥なのだ。

スーツ?180,000(+tax)/CARUSO
シャツ?25,000(+tax)/Errico Formicola
ネクタイ?14,000(+tax)/BREUERMORE

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ウールの小紋柄は
温かみをもたらす

温かみのある梳毛系の小紋柄ネクタイは、相手にかしこまった印象を与えたいときに重宝する。あくまで好印象に見せたいけれど、柄で少しは遊びを加えたい。まさにそんなシチュエーションで活躍してくれるネクタイだ。柄自体の色は、できれば合わせるスーツと同系色を選びたい。重要な取引先に足を運ぶときなどに活用したい。

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ネイビースーツに梳毛系の小紋柄ネクタイを合わせたVゾーンは、派手さはないがモダンに見える基本的なコーディネイトだ。どちらかというとかしこまった印象を重視したいなら、シャツはやはり白が鉄板。ネクタイの柄の色もスーツと合わせれば、基本的に行く場所を選ばない。こちらもとにかく汎用性の高いスタイルだ。

スーツ?180,000(+tax)/CARUSO
シャツ?20,000(+tax)/GUY ROVER
ネクタイ?14,000(+tax)/BREUER

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深みのあるボルドーは上質感と
落ち着きを演出

ブラウンよりも華やかさがあって、ネイビーやグレーといった定番色にもっとも映える色がボルドーだ。こちらのような英国調レジメンタル柄ならブリティッシュ系スーツにさらりと合わせるだけで品格が漂う。これ見よがしにならないように光沢は控えめなものが好ましい。やはりシルクコットン仕様などがベターだ。

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チャコールグレーのVゾーンに、落ち着きを損なわずに華やかさを加えるならボルドーのネクタイが定番だ。その際に、コントラストを高めて美しい色合わせにこだわるなら、シャツは寒色系を選ぶのが鉄則。そうなると必然的にブルーベースが基本となる。ボルドーは秋冬の季節感をアピールする際も欠かせないので、必ずいくつかワードローブに揃えておきたい。

スーツ?125,000(+tax)/Valditaro
シャツ?25,000(+tax)/Errico Formicola
ネクタイ?18,000(+tax)/Nicky

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大人の色気をアピールするなら
パープル系を

ラベンダーなどの華やかなシャツにも相性がよく、大人の色気を醸し出すのがパープル系ネクタイだ。しかもこちらのようにネイビーに近い濃いめパープルなら、汎用性も高いので一本あると何かと重宝する。例えばシェイプを効かせたイタリア系スーツに合わせれば、程よい艶感が演出できる。

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ネイビーに近い濃いめパープルのネクタイは、チャコールグレーのスーツにもネイビーベースのスーツにもすんなりとマッチする。もちろんトレンドでもあるラベンダー系シャツとも好相性なので、今秋はもっとも押さえておきたいネクタイの筆頭カラーだ。打ち出しが強すぎない華やかさをさりげなくアレンジできる。

スーツ?125,000(+tax)/Valditaro
シャツ?25,000(+tax)/Errico Formicola
ネクタイ?14,000(+tax)/BREUER

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クラス感を生むのは品格ある
グレンチェック柄

クラシック感を出しつつも、しっかり華やかさを漂わせるならグレーのグレンチェック柄がセオリーだ。しかもこちらのようにシルクカシミアなどの温かみとクラス感のある素材のものなら、Vゾーンに品格をもたらしてくれる。ビジネスで多用するなら、もっとも押さえておきたいチェック柄の一つだ。

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チャコールグレーのスーツと白シャツ、そしてグレー系グレンチェックのタイというのは、Vゾーンのシックな合わせの代表と言っても過言ではない。グレー系は、ネイビーよりも太陽の光で明るく映えるため、特に外回りなどの営業職にオススメしたい。控えめ過ぎない都会的なスーツスタイルがお好みなら、まずはトライすべきコーディネートだ。

スーツ?125,000(+tax)/Valditaro
シャツ?25,000(+tax)/GUY ROVER
ネクタイ?14,000(+tax)/BREUER