東京ジェントルマンSNAP!  〜晩秋のリラックススタイル編〜 東京ジェントルマンSNAP!  〜晩秋のリラックススタイル編〜

東京ジェントルマンSNAP!
〜晩秋のリラックススタイル編〜

本格的な冬の到来がもう目の前に迫った今、街のジェントルマンたちはいったいどんな装いを楽しんでいるのでしょうか? それを調査すべく、今回はSHIPS有楽町店&銀座店の前で突撃スナップを敢行しました。テーマは、昨今メンズカジュアルでも浸透しているスウェット、ナイロン、ニット、コーデュロイといったユルさのある素材感を取り入れた“リラックススタイル”。それを実践しているこなれた装いの11人をピックアップさせていただきました。大人の街で見つけたリアルなスタイルをとくとご覧あれ!

散歩で有楽町を訪れたという藤井さんは、ドットのシャツと星柄のストールという主張の強いアイテムを、柔らかな素材感でさらりと着こなしています。アールニューボールドのテーパードパンツの着丈とブリムの小さなハットが都会的な印象です。巧みな着丈バランスも高ポイント。
足元はニューバランスの574クラシック。モノトーンをベースにした装いに、こちらの鮮やかなレッドが差し色として一役買っています。スポーティなエッセンスは、イマドキ感をアピールするには必須です。
たまたま休日で有楽町店に立ち寄ったというSHIPS本社勤務の?橋さん。エンジニアド ガーメンツのネイビージャケットでクリーンさを出しつつもボトムスはゆったりめのクルナのテーパードパンツでリラックスムードを演出。それでいて定番色のみでまとめているため子供っぽく見えません。
シューズは、軽量かつスタイリッシュなナイキのフライニットをチョイス。ジャケットスタイルのハズしとしてバランスよく取り入れています。モノトーンベースのスニーカーゆえ、紺ジャケスタイルにもしっくりマッチしています。
本日は銀座と有楽町でお買い物という北村さんは、スウェット地のジャケットでユルさを出した休日スタイルを披露。平日はスーツを着ているため、週末はリラックス感のある装いが基本とのこと。ネイビーとグレーをベースにしたジャストサイズのジャケパンは、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
スウェット地のジャケットのVゾーンは、カットソーのボーダー柄をポイントにしています。セルビッジデニムの鮮やかブルーとモノトーンのボーダー柄は好相性。定番のマリンイメージが漂う、清潔感のあるコーディネートです。
ネイビーを基調に、ジャケットやシャツ、ベルトやチーフに至るまで好きなブランドのポロ ラルフ ローレンで統一しています。ちなみに美脚デニムはRRL(ダブルアールエル)のもの。ハリのあるジャケットに鮮やかな色落ちデニムを合わせた、こなれ感のある1トーンコーディネートです。
インナーはオックスフォードではなく、あえてデニム地のボタンダウンシャツをセレクト。パンツと素材を合わせることでより統一感が増しています。デニム同様、色落ちの綺麗なシャツからはこなれ感が漂います。
早稲田大学の教授であるクリストファーさんは、有楽町のヘアサロンに行った帰り。ご自身が大好きなブランド、エンジニアド ガーメンツのストライプジャケットを古着のパンツに合わせた味のあるジャケパンスタイルです。靴とバッグをブラウンの同系色でシンクロさせることで統一感を出しています。
「日本の物作りの良さを感じるから好き」だというバックパックは、“木の庄帆布”のもの。スポーティな意匠は、ワーク感のある本日の装いとも好相性です。容量も大きいため、何かと重宝しているとのこと。
定年を迎えて今は好きなレザークラフトを楽しんでいるという安部さん。本日はSHIPS銀座店でグルカのバッグとオールデンの靴をご購入。ホワイトデニムにナイロンベストという洒脱なスポーティMIXでさらりとまとめています。足元のダナーの靴のボリュームバランスも理想的です。
ベストの重ね着という上級テクニックに、柄シャツでアクセントを加えています。ちなみに大きなシルバーバックルが主張するレザーベルトは、ご自身で作られたものとのこと。グルカのバッグにもマッチしています。
銀座にお勤めの若月さんは、動きやすさを重視して昨年作った松屋銀座のパターンオーダースーツがお気に入りとのこと。足元にはオールデンのUチップを合わせて、都会的なオフィスワーカーを体現しています。さり気なくもVゾーンとバッグの色味を合わせた、正統派なスタイルです。
スーツはナチュラルストレッチが効いたイタリアのMONCADAの生地を使用しています。柔らかくて動きやすいというこちらは、程よくリラックス感が漂います。くすんだブラウンの色味はご自身の好みとのこと。
仲良くショッピングを楽しんでいた高田さんご夫妻は、お二人揃ってスウェット地を取り入れたラクちんリラックスカジュアルを実践しています。ネイビー×グレーという定番色以外、無駄な色使いをしていないため、素材がスポーティでも決して子供っぽくは見えません。
お二人とも足元はアディダスのスニーカー。旦那さまは細身のスウェットパンツにボリュームを抑えたローカット、奥さまはスウェットのフレアスカートにボリュームのあるランニングモデルをセレクト。各々相性もバツグンです。
40'sのアーミージャケットにラルフ ローレンのコーデュロイパンツで、好印象なリラックスカジュアルを披露している森川さん。大きめサイズのスウェットも60'sのヴィンテージという隙のないチョイス。古き良きアメリカンカジュアルでありながら野暮ったく見えないのは、着丈をジャストで統一しているから。
スニーカーは70'sのチャックテイラー。ワイズを抑えたシャープなシルエットは、今見ると新鮮かつスタイリッシュに映ります。銀座ではセレクトショップ巡りをよくしているとのこと。
色落ちの激しいラグビー ラルフ ローレンのデニムパンツをバーバリーのトレンチコートとトム ブラウンの白シャツで上品に穿きこなしています。それでいて足元は革靴ではなくスニーカーを合わせているため、抜けのあるイマドキ感もプラスされています。自身の体型を生かした細身のシルエットも洒脱です。
スニーカーはナイキのコルテッツ。“NIKEiD”で好きな配色で作ったというこちらは、なんと各々のヒールに「UDON」、「SOBA」というネームが入っています。ご自身が好きという理由だそうで、おちゃめな遊び心が感じられます。
今日はバブアーのジャケットを探しに銀座店を訪れたという井上さん。軍物の古着のジャケットをあえてウール混のスウェットパンツでスポーティに着こなしています。ハードなアクセ使いもそんなリラックス感のある装いなら、嫌味に見えません。黒、グレー、カーキという大人な色使いもキモです。
美脚テーパードのウールパンツは、アディダスのスニーカーを合わせてスポーティに穿いています。リンチ シルバー スミスのシルバーアクセとロレックスの時計も色味を合わせているため、決して悪目立ちしていません。