上品な秋ニットは “テイスト別レイヤード”で着る 上品な秋ニットは “テイスト別レイヤード”で着る

上品な秋ニットは “テイスト別レイヤード”で着る

上品な秋ニットは“テイスト別レイヤード”で着る

上品な秋ニットは
“テイスト別レイヤード”で着る

SHIPS MEN

秋に重宝するのはなんといっても薄手のニットです。トレンドをしっかりと意識して今年らしく着こなすなら、程よいレイヤードは不可欠。アメリカ、イギリス、イタリアという代表的な国別テイストを意識して、各々旬な合わせでまとめてみました!

ニットはもはや通年のワードローブの一つですが、上質でミニマムなものを1枚羽織るだけでは面白みに欠けます。特に本格的な寒さが到来するまでは、最もニットの着こなしの幅も広がり、多様なスタイルが楽しめる時期。アウター的にシャツに羽織るも良し、ベストなどの中に着るも良し。そんな今だから、レイヤードを一つのキーワードに、代表的な都市(国)をイメージして、今年らしいスタイルを提案してみました。サイジングはジャストフィット、かつパンツはクロップド丈という旬なシルエットを意識しながら、今年らしいニットの楽しみ方を3テイストでご紹介。

一見するとスクールテイストのスウェットの着こなしに見えますが、実はトップスは「ヴェネルタ ニットウェア」のハイゲージニット。繊細な織りで表現されたロゴは、インパクトがありつつもどこか懐かしさも感じさせます。直球のスウェットではなく薄手のニットを着ることで、装いがよりシャープに見え、軽さや抜け感が生まれます。まさにアメリカンテイストでいて都会的なニットのこなしです。
品のあるフェアアイル柄のニットベストにギンガムチェックのパンツという柄×柄の合わせ。色数を使わずモノトーンで統一感を出しつつもインナーはカットソー、足下はスニーカーというリラックス感のある装いです。スコットランドの伝統的なフェアアイル柄をシャツにタイドアップというようにクラシックに着るのではなく、アクティブに着るのもまた今の気分。ニットが映える抜け感のあるスタイルです。
イタリアのピッティ・イマジネ・ウォモでも関係者の間で浸透していたのが、タートルネックニット。加えてこちらのようにインナーにも活用可能なキルティングベストなどを羽織るのが、機能的でいてトレンドを感じる装いです。ニットはケーブル編みのたっぷりとしたシルエットが基本。このまま上にロングコートを羽織れば真冬のレイヤードスタイルが完成します。パンツはクロップド丈の柄物を軽やかに、が今の鉄則。

インターシャ織りで仕上げられた薄手のニットには、鮮明にロゴが織り込まれています。味のあるシャンブレーシャツとも好相性。足下はUS NAVYをイメージさせる3ホールのチャッカブーツ。こちらは完全なるアメリカメイドです。

家族経営を貫く「マイケル ロス」のニットは、70年代から継承されている緻密なハンドメイド。美しいスコットランドならではのフェアアイル柄は、カットソーの上に羽織るだけでも存在感がある。あえて足下はスニーカーを合わせることで都会的な着こなしに。

タートルネックは、最古のニットブランドと言われるドルモアのもの。ボリュームがあって貫禄を感じるケーブル編みです。タイトなウールパンツはくるぶし丈をキープしつつ足下はシンプルなウィングチップで引き締めます。トップスにボリュームを持たせるのが理想的なバランスです。