SHIPS的定番アイテム  −今シーズンだからこそ手に入る、秋冬銘品図鑑ー SHIPS的定番アイテム  −今シーズンだからこそ手に入る、秋冬銘品図鑑ー

SHIPS的定番アイテム −今シーズンだからこそ手に入る、秋冬銘品図鑑ー

一期一会 選・山口茂一

SHIPS的定番アイテム
−今シーズンだからこそ手に入る、秋冬銘品図鑑ー

SHIPS'S EYE

人気のブランドの定番品であっても、別注モデルやシーズン限定のアイテムなど希少なモデルは少なくない。ここでは、SHIPSがこの秋冬におすすめするレアな定番アイテムを網羅。このタイミングを逃すと入手が難しいものばかりなので、気になるものがあれば早めの動きが吉。

ダッフルコートの代名詞ともいえる、1951年創業の英国の老舗「グローバーオール」。SHIPSでは、数あるモデルの中でもモダンさと男性らしさを兼ね備えた定番品「モンティ」をベースに、ショート丈で細身のボディに別注。また、同社のオールドネームを復刻し、さらにSHIPSのロゴを入れたスペシャルタグがあしらわれている。重くて肉厚というイメージを覆す、洗練された一着に仕上がっており、今シーズンの着こなしに最適な一着となっている。

コート ¥56','000(+TAX)/Gloverall for SHIPS  

かつて、アメリカを代表するスポーツウェアブランドだった「チャンピオン」。古着好きの間では、1940?60年代のものが高値で取引きされている。SHIPS AUTHENTICでは、今やヴィンテージとなった当時の「ロチェスターシリーズ」をベースに、SHIPSのサイズスペックで別注。スウェットシャツは両Vガゼット仕様、スウェットパンツの股部分はガゼットリブ仕様などこだわりのディテール。タグも、当時のランナーズタグを復刻させている。

スウェットシャツ 各¥9','500(+TAX)/Champion for SHIPS AUTHENTIC PRODUCTS  
スウェットパンツ ¥9','000(+TAX)/Champion for SHIPS AUTHENTIC PRODUCTS  

かつてミリタリーウェアの供給元としても知られるアルファ社。SHIPSでは、米軍の歴史の中で特に人気の高い、M-51コートとN-3Bフライトジャケットを別注して、都会的にモディフイさせた。M-51のライナーやフード周りのファーは着脱可能で3シーズン着こなせる仕様に。また、N-3Bは細身のシルエットにし、素材には中綿無しのコットンを仕様することでライトブルゾン風に仕上げている。どちらも、ミリタリーアイテムならではの無骨さを残しながら、今っぽく軽快に着られる。

コート ¥36','000(+TAX)/ALPHA × SHIPS GENERAL SUPPLY
ジャケット ¥26','000(+TAX)/ALPHA × SHIPS GENERAL SUPPLY  

サイドゴアのワークブーツをベースに、ソールには20世紀中頃から80年代までワークブーツでは一般的だったニトリル・コルクソールを採用。これは樹脂にコルク片を混ぜたもので、軽量性とグリップ性に優れている。すっきりとシンプルでありながら存在感のあるこのブーツは、かつてイギリスのチェルシー地区で流行ったことから、チェルシーブーツと呼ばれている。90’sスタイルの着こなしが話題のなか、足もとにこの一足を取り入れるだけで旬なスタイリングが完成する。

ブーツ ¥36','000(+TAX)/REDWING

デザイナーのイネス マーシャルと、毛皮の買い付けを専門とするアレン・マーシャルのふたりによる最高級毛皮ブランド「イネス&マーシャル」。2000年にパリで誕生して以来、トレンド感のあるモダンなデザインが大きな注目を集めている。これまで、ステイタスやリッチの象徴であった毛皮だが、彼女たちにより現代的なエッセンスが加わったことで、新しい魅力を開花させている。伝統的な職人の技術を使いながら、最高品質のものづくりを続けるこのブランドは、今シーズン台風の目になること間違いなし。

コート ¥350','000(+TAX)/INES & MARECHAL

1908年、フランス東部の町イゾーにて小さな靴工房として誕生した「リシャール ポンヴェール」社。同社は山岳労働者向けの靴で人気を博した後、ラバーソールの自社生産を開始。そのソールを使い、伝統的な登山靴のフォルムをしたタウンユース向けシューズ全般に「パラブーツ」というブランド名を付けた。このマウンテンブーツは、同社の本格登山靴ブランド「ガリビエール」の名作AVORIAZを復刻したモデル。このクラシックなデザインは、真の定番として大人の女性のワードローブに加えたい一足。

ブーツ 各¥63','000(+TAX)/Paraboots

ミッドソールのクッションに「エア」を使う試みがされてきたなかで、1987年に満を持して発売された初代エアマックス「AIR MAX 1」。デザイナーのティンカー・ハットフィールドは、水道や電気、空調の配管などがむき出しにデザインされた、パリのポンピデュ・センターからインスピレーションを得たという。そんな「AIR MAX 1」の最大の特徴はやはり、マックスエアユニットが外から見える点。現在でも斬新&スタイリッシュで、さまざまなファッションにフィットするデザインといえる。
スニーカー 各¥12','000(+TAX)/NIKE  

1999年にデンマーク出身のデザイナー、ベス・ニールゼンとジョン・マッケンハワーがフランスで立ち上げたブランド。ベスはインド・テキスタイルのスペシャリストであり、ジョンはクチュールのデザイナーとしても知られている。そんな彼らのストールは、デザイン性に優れているだけでなく、リネンやシルクなど生地のテクスチャーにこだわって作られているのが魅力。インドの歴史と知恵が詰まった、高品質なストールは現在世界中で話題を集めている。

スカーフ 各¥16','500(+TAX)/EPICE

フランスでは、レザーグローブ生産の中心地として知られているMilau(ミヨー)で生まれた老舗のグローブメーカー。ひと組の手袋は必ず同じ革からカットされたものを使い、ハンドステッチもしくは、ステッチ縫いができる古いミシンで縫製されるという。また、ライニングにはシルクやカシミア、ラビットやミンクファーなどが使われており、極上の滑らかな肌触りを体験できる。2008年にはパリのパレロワイヤルにショップをオープン。デザインと品質の高さで世界中に愛されている。

グローブ 各¥20','000(+TAX)/Maison Fabre