英国気分を取り入れた、ジェントルスーツの着こなし 英国気分を取り入れた、ジェントルスーツの着こなし

英国気分を取り入れた、ジェントルスーツの着こなし

英国気分を取り入れた、ジェントルスーツの着こなし

英国気分を取り入れた、ジェントルスーツの着こなし

SHIPS MEN

今年のスーツのトレンドは英国回帰。とはいえ、一概に英国といってもクラシックな構築的スーツが戻ってきたわけではない。今シーズンの英国スタイルで大事なのは「気分」。具体的には、やや構築的なショルダーラインで匂わす、ほどよくかっちりとした英国的なディテール。そして太めのラペル幅、チェンジポケットといった要素だ。一方で、シャツやネクタイの選び方や柄の合わせ方など、コーディネートに関しては英国の伝統的な着こなしをシップスでは提案していきたい。

スーツ ¥89','250/SHIPS
シャツ ¥39','900/LUIGI BORRELLI
ネクタイ ¥13','650/Errico Formicola
チーフ ¥6','930/Nicky
日本人の体型を熟知したシップスが提案する、日本人のための英国調スーツ。イタリアスーツのようなアンコン仕立てではなく、程よく構築的な肩パッドを使用しているのがポイント。フィット感がよく軽量なオリジナルパターンが、ジェントルな雰囲気を演出する。

チョークストライプの3ピーススーツ。そのやや大きめのラペルに合わせて、太めで印象的なネイビーのロンドンストライプのシャツをセレクト。ネクタイには、シルクならではのさりげない光沢感があるミッドナイトネイビーのペイズリージャカードを合わせた。ペイズリーながら無地のようにも見える上品な雰囲気が今シーズンの気分。大人の色気が漂う赤の小紋柄チーフを添え、英国的で男らしいシックな着こなしを演出した。

近年のイタリアスーツには見られない、英国ならではのチェンジポケット仕様。いつものスーツとは異なる、重厚な印象を持ち合わせているのが魅力だ。また、肩からウエストにかけて美しく絞られており、このフォルムがヒップラインを強調させ男性的な色気を引き立てる。
  • 重厚なスーツの足もとには、ダブルモンクストラップシューズがよく似合う。このデザインは、イギリス国王時代のエドワード8世(ウィンザー公)が、英国の高級靴店に普段履きシューズとしてつくられたものだと言われている。その後、既製品として1980年代から一般的に展開されるようになった。そんな英国伝統の遊び心を足下に添えることで、重厚なスーツにも上品な軽快さが生まれる。

    シューズ ¥99','750/Enzo Bonafe
    ソックス ¥2','940/altea
  • ヴィクトリア時代、イギリス紳士たちから人気を集めたチェスターフィールドコートは、ボタンが見えない比翼仕立てになっており、上襟はベルベットでシルクのラペルが付くなどフォーマルな印象がある。しかし、最近の流行であるチャスターコートは、ビジネスシーンからカジュアルまで着こなせる点が人気の秘密。こちらはダブルブレステッド仕様になっており、上品ながらコーディネートしやすいデザインが魅力の一着だ。

    コート ¥170','100/LARDINI
    ストール ¥14','700/MARCEL LASSANCE
    グローブ ¥18','900/Madova

  • TOFF & LOADSTONE(トフ&ロードストーン)というブランド名は、クラシックなTOFF(洒落物)と、モダンなLOADSTONE(人を引き付けるもの)の調和を意味している。そんな、時代を越えて受け継がれるデザインをコンセプトにしたバッグは、フォルムの美しさに加え、機能性にも優れているのが魅力。金属パーツにはやや鈍い輝きがあり、経年変化も楽しめる真鍮を採用。ボディには独特のシボ感と、上品なマットカラーが楽しめる最高級のカウハイドが使われている。曲線が美しいグレーのバッグ(TM-20 MENS SADDLE BUCKLE)は、紳士が持つのにふさわしい逸品だ。

    バッグ ¥55','650/TOFF & LOADSTONE