SHIPS MEN
JOURNAL
経年変化を楽しみながら“長く愛されるバッグ”がコンセプトのTOMOE。どんなスタイルにも合わせられる幅の広いラインナップが魅力で、6月からはSHIPSの全店舗で取り扱いが始まりました。今回は3名の人気スタイリストにお気に入りの一品をマイスタイルに取り入れてもらいました。それぞれが感じたTOMOEの魅力をお届けします。
Updated 2022.06.15
世界的シェアを誇る野球グラブメーカー、熟練したバッグ職人、革新的なバッグデザイナー。この3社が出会い、2016年にスタートしたバッグブランド。ミニマルな外見でありながら、機能的なバッグを展開しています。
四方 章敬
(スタイリスト)
ビジネススタイルはカジュアル化が進んでいるのに、バッグは昔から変わってないんです。丸の内を見ているとスーツにリュックの人も多いけど、やっぱりラペルが潰れたり、シワが入ったりするのでジャケットとの相性は良くない。で、自分もスタイリングの仕事で新しいバッグの提案をいつも考えているのですが、このワンハンドのショルダーは、リュックより真面目だけど、ブリーフケースよりはカジュアル。自分でも実際こういう形状のバッグを使っています。リースにいく時はTシャツ一枚の時もあるし、そういったカジュアルな格好でも使えるから重宝します。
「INTRO LOS R1」はA4の書類やパソコンを持ち歩ける大きさで、レザーをふんだんに使っているのにかなり軽いです。ツルッとしたプレーンな質感だと若い世代には真面目すぎちゃうけど、この柔らかいシボ感は、抜け感があるのに上質さもあるのでカジュアルスタイルを格上げしてくれますね。ハンドルの長さが調節できたり、スマートフォンが入れられるポケットがついていたり。実用的なところもあるし、開閉部のきれいなドレープ感は、柔らかい革ならでは。バッグとしてのトータル力がすごく高いですね。

INTRO_LOS_R1 [TOMOE] ¥40,700 (inc. tax) 

日常のさまざまなシーンに対応したINTROシリーズ。ハンドルの長さは4段階に調整可能で、A4ファイルやノートパソコンが入るように設計されたトートとショルダーの2WAYバッグ。手に馴染むシボ革のやわらかな質感も魅力。
四方 章敬AKIHITO SHIKATA

1982年生まれ。武内雅英氏に師事し、2010年に独立。スーツのご意見番として業界からの信頼は厚く、ラグジュアリーメンズファッション誌を中心に活躍中。

豊島 猛
(スタイリスト)
いい大人だし、財布を入れてポケットがパンパンに膨らむのは好きじゃない。かといって大きなバッグを持つほどじゃないので「UTILITY CDC」は手ぶら感覚で、首からさっと掛けられて楽ですね。気に入っているのは、カジュアルなスウェットやクラシックなジャケット、どんなスタイルにも合わせられるグレージュのカラー。見た目も上品でアウトドア感もなくて使いやすい。コンパクトなサイズなので、Tシャツやシャツの上に掛けて街に出てもいいし、冬はコートの下にかけても収まりがよさそうです。
バッグは同じ物を使いたいタイプ。それこそ5年も6年も使うから、一時の気分で選ぶというよりは、トレンドに左右されず服に合わせやすいものを選びます。仕事の時はパソコンを入れる大きいバッグを持ち歩きますが、これなら一緒に首から掛けてもいい。バッグの形は、正方形か横長の方が体に収まりやすく、スタイリングとのバランスがとりやすいです。僕はストリートスタイルに合わせますが、大人だからシャツを着てみようという感覚で、品のあるレザーのバッグを持つ。そういう感覚だと思います。

UTILITY_CDC [TOMOE] ¥13,200 (inc. tax) BUY

「持たない暮らし」を目指すミニマリストに向けた、スタイリッシュなスモールシリーズ。ライフスタイルに合わせて身軽さを追求できるミニウォレット。フロントのコインケースには紙幣が2つ折りで収納可能。
豊島 猛TAKESHI TOYOSHIMA

1983年生まれ。甲斐弘之氏に師事した後、2009年に独立。『UOMO』、『MEN’S NON-NO』(集英社)、『TARZAN』(マガジンハウス)など、ファッション誌を中心に幅広く活躍中。

井田 正明
(スタイリスト)
クラフト感の強いレザーバッグって、存在感が強すぎてファッションへの取り入れ方が難しかったりすると思うんです。その点TOMOEは、いい抜け感を表現していると感じました。抜け感とはモダンで、ミニマルだけど、どこかカジュアルな部分があることだと思っていて、そういう要素があるとスタイルに溶け込みやすい。あと僕の着る服は個性がわりとあるので、レザーのバッグは小さい方がいいです。なので、ファッションのちょっとしたポイントになるのが良さだと思っています。
この「UTILITY PH」は、モードな人が持つとすごく似合いやすいのではないかと思います。シンプルなので、今日みたいにフレアパンツに革靴といった主張の強いアイテムにも合うし、トレンド感のあるモードなセットアップにも合わせやすい。デザイナーズブランドでモノトーンにまとめてもいいと思います。僕はスマートフォンの居場所を変えたくないので、こういったサイズのバッグを毎日欠かさず身につけています。友人や仕事関係の人からは小さなショルダーバッグを掛けていると“また井田がバッグ持っているよ”と、からかわれることも多いくらい好きなんです。

UTILITY_PH [TOMOE] ¥13,200 (inc. tax) BUY

「持たない暮らし」を実現するミニマリストに向けた、スタイリッシュなスモールシリーズ。上質で肉厚なシボ革を使用しており、スマホケースとコインケースが1つになった、究極のマルチサコッシュ。
井田 正明MASAAKI IDA

1986年生まれ。川村都スタイリストスクールを卒業。五十嵐孝智氏に師事した後、2011年に独立。雑誌・広告・ブランドのカタログなどでカジュアル、フォーマルを問わず幅広く活動。コレクションの演出、ショーのスタイリングなども手がけている。