SHIPS WOMEN
Primary Navy Label

MY PRIMARY


SHIPS Primary Navy Label

SATOMI YAMAUCHI
02
元来好きなラフなスタイルに
かっちりしたアイテムを加えて
バランスを取る
山内聡美
(フォトグラファー)
Updated 2021.10.06
さまざまなゲストを迎え、不朽のベーシックの魅力をお届けする〈SHIPS Primary Navy Label〉の連載企画。
Primary(プライマリー)とは、基本的な・最初の・一番目のという意味です。
ではファッションのプライマリーとは何でしょう?
ベーシックに辿り着いた大人の女性たちに尋ねていきます。
第二回にご登場いただくのは、フォトグラファーの山内聡美さん。
今思うプライマリーなアイテムと、そこに至るまでのファッションヒストリーを教えていただきました。
フォトグラファー山内聡美さんプロフィール

ファッション、カルチャー誌やWEB媒体のほか、さまざまなファッションブランドのカタログなどでも活躍中。2021年春夏のSHIPS WOMENのルックも担当した。プライベートでは二児の母という顔も。

STYLE-01

「Tシャツとデニムに、ジャケットを足すのが新定番」

「Tシャツとデニムに、ジャケットを足すのが新定番」

ジャケットを選ぶときのポイントは?

基本的にトータルでかっちりしたスタイルではなく、今日のようにラフなTシャツやデニムに合わせて着ることが多いので、カジュアル服と相性がいいことですね。あとは小柄な方なので、あまり華奢に見えないようにオーバーサイズを選ぶようにしています。

ジャケットが定番化したのはいつ頃からですか?

昔はその辺にあるものを適当にピックして着ていたのですが、ここ数年で上品さを重視するようになりました。子供を産んだことが一番のきっかけかもしれません。トップスはTシャツが多いのですが、そこに抱っこ紐を装着するとタスキがけみたいになっちゃうんで(笑)。ジャケットを羽織るだけで、ちゃんとした印象になるのがラクなんです。

合わせるボトムスはどのようなアイテムをよく選びますか?

今日みたいにデニムが多いのですが、チノパンやセンタープレスのスラックスを穿くこともありますね。あとは必ずトップスとボトムスのサイズ感を変えてメリハリをつけるようにしています。

STYLE-02

「ニットはシワになりにくく、首が詰まったものを選びがち」

「ニットはシワになりにくく、首が詰まったものを選びがち」

ベーシックなクルーネックニットに鮮やかなパンツを合わせた印象的なスタイルですね。

パンツはSHIPS MENSで取り扱いのあるユニセックスブランド、Caleのもの。実は旦那さんのブランドで、色にこだわりがあるものが多いので、こういうくすんだトーンの服が合わせやすいですね。

鮮やかカラーを取り入れるときのコツを教えてください。

そうですね、アイテム自体のデザインやシルエットはシンプルなものを選ぶことでしょうか。エアロビっぽくならないようにスポーティになりすぎないとこも重要。

ハイゲージニットへのこだわりはありますか?

コンサバにならないちょっとゆるめのサイズ感か、ジャケットなどの羽織りのインナーとして着られるコンパクトなものの二種類を使い分けています。Vネックは着なくて、クルーかタートルネック・ハイネックなど首が詰まったものが好きですね。あとはシワになりにくいかどうかをかなり重要視しています(笑)。

( MY PRIMARY )
BAGS
「マザーズバッグはサイズ感と
収納力を最重視」
いかにもすぎない、コンパクトなマザーズバッグを愛用しています。右と左は実際にお子さんをもつ同世代のデザイナーが作っているから、随所に工夫が感じられて痒いところに手が届く感じ。中央は仕切りが多いところがGOOD。とにかく荷物を増やしたくないので、基本的にプライベートでは小さいバッグを選びがちですね。あとは子供を連れているとき、いかにもママ、な感じが出ないかどうかが判断基準です。
( MY PRIMARY )
WATCH
「自分にとって時計は
“物足りない時につけるもの”」
実はアクセサリーをほとんどつけないんです。服はとことんシンプルでピアスだけ個性的、みたいなスタイルは可愛いなと思うのですが、自分に置き換えて考えるとちょっとやりすぎな感じがして。なので引き算しすぎたコーディネートの日には時計を足すようにしています。別に撮影の日のマストアイテムって訳でもないんですよね。時間は基本、スマホでチェックするタイプなので(笑)。
COLUMN
山内聡美さんの、ファッションヒストリー
SATOMI YAMAUCHI FASHION HISTORY
色とデニムのフロリダ期
「幼少期から小学校2年生くらいまで、アメリカのフロリダ州に住んでいました。私自身のファッションプライマリーはここで築かれたように思います。当時はとにかく鮮やかな服を組み合わせるのにハマっていて、今でもひとつは派手な色を取り入れたくなってしまうんですよね。あとはとにかくデニムが大好き。フロリダ! と大きくプリントされたTシャツやディズニーなどのキャラクターものにデニムパンツが定番でした。
ギャルではなくB-GIRL期
帰国後も基本的にスポーティでカジュアルなスタイルが好きで。中学生になるとHIPHOPにハマりました。とくに誰を推すでもなく一連のシーンが好きで。当時世間はギャルブームだったのですが、まんまというよりは自分の好きなカルチャーやルーツである80sスポーティの流れも感じられるB-GIRLの方がしっくりくるなと。学校が厳しかったので、長期休みのときを見計らってブレードを編んだりもしていました。
専門&ショップスタッフ期
写真の専門学校に通うようになり、B-GIRLのテンションも自然と落ち着いてきた頃、アメリカのカジュアルブランドの方に「今度日本に上陸するからTシャツを売らないか」と声をかけられました。そこでアメリカらしいビビッドカラーやパステルカラーなどのかわいい色のブームが再燃。個性あふれる販売員のなかで私はまだシンプルな方でしたが、ラベンダーのセットアップを着たりしていました。
山内聡美さんが選ぶ、プライマリーなアイテム
JACKET / 
SHIPS Primary Navy Label
¥44,990(inc. tax)
KNIT / 
SHIPS Primary Navy Label
¥25,960(inc. tax)
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