国内の中でも西のニット産地である大阪・泉大津。希少性の高い編み機を所有する泉大津のニッターで製作したプロダクトは、エアリーな膨らみを持つポリエステルと防縮ウールとの交撚糸を使用。スポンジッシュな風合いのある洗える素材と軽く耐久性に優れたアモッサ®で、2本の編糸を同時に表裏に編み分けたプレーティングならではのチェック柄が特徴的。同ニッターにしか表現できない、素材と編みの特性を活かした立体感のある表情。

創業50年を超えるニットメーカーに製作を依頼し、編機42台を備える福島県葛尾村の工場で編み立てられたドライバーズニット。長年の経験と福島工場の良質な超軟水によって、素材の特徴をいかした風合いが見事に表現されている。抗菌機能がついたエポックメイキングな一枚は、クラッシックなバーズアイの表情が落ち着いたシックな印象で、気温が安定しない時期にも重宝する。ダークグレー、オリーブ、ネイビーの3色展開。

綺麗で上品なタートルネックセーターとニットベストは、日本の様々なブランドが信頼を寄せる山形の某老舗ニット工場に生産を依頼。スーパー120'sの梳毛原料を使用し、インナーにも使いやすく一枚でも顔になる10GGで編み立てた。職人と模索して辿り着いたゲージに最も適した糸本数取りで、目がビシッと詰まっているのが特徴。タートルネックはネック部分の編み地を変えることで、シンプルさの中にも奥行きのある一枚に。

東京ニュージュネレーションといわれる東京ブランドを数多く手掛け、天然素材を中心に高い職人技を駆使したニットプロダクトを展開する＜crepuscule＞。同ブランドが得意とする度目の詰まったモスステッチ（鹿の子編み）のコットンニットカーディガンを、通常に比べてライトオンスに仕上げたSHIPS別注モデル。目の詰まり具合はキープしながら軽い着用感で、長いシーズン活躍する。ドロップショルダーで今の空気感を捉えた洗練されたデザイン。

キッドモヘヤ、ウール、ナイロンの起毛糸を引き上げ片畦編みにし、毛をめいっぱい吹かせて仕上げたヘアリーなカーディガン。毛足のある絨毛混の糸の縮絨に必要な高度な技術を持つ山形の某老舗ニット工場で編んだ、綺麗で風合いの良い一枚。ヘアリーな素材のなかでは毛が抜けにくく、軽く保温性に優れているのも特徴。日本製ならではの繊細さとキッドモヘヤの光沢感やヘアリーなタッチが、女性らしく上品な印象に導いて。

日本一ニット産業が盛んな新潟県五泉市。その場所で1961年の創業から60年を超える歴史を持つ梅田ニットファクトリーから生まれた＜WRAPINKNOT＞は、長年培われてきた編み立て技術と、伸縮性のある素材や伸縮性の異なる素材を綺麗に縫うことのできる縫製力、その設計図となるパターン力が強み。ファインラムの紡毛で編まれた目立ちの良い数種のケーブル柄を使ったバルキーなニットは、よりリアルクローズに落とし込んだSHIPS別注仕様。Made in Japanの技術に裏打ちされた、クオリティがわかる佇まい。

ともにWRAPINKNOT × SHIPS

ハイゲージが得意な新潟県見附市の工場で、じっくりと時間をかけて編まれたジャカードのニットベスト。一着に4〜5色の4種類の糸を使用したフェアアイル柄は全2色で、色によってジャカードのパターンと配色が異なり、それぞれの雰囲気が楽しいデザイン。日本の細やかで確かな技術によって度目の詰まった目面が綺麗に整い、フェアアイル柄が美しく表現されている。手に取った瞬間大切に着たいと思える、価値のある一枚。