春夏を制する“ゆるパンツ”5選 春夏を制する“ゆるパンツ”5選

春夏を制する“ゆるパンツ”5選

今春も、パンツはゆったりめが旬。その勢いは、とどまるところを知らない。ただ一口に“ゆるい”と言っても、そのシルエットや素材は様々。そこで、ここにトレンドを網羅した注目度の高い“ゆるパンツ”を厳選してみた。コーディネイトと印象を大きく左右するだけに、シーンに似つかわしいパンツ選びは徹底したい。パンツを制するものは、春夏を制す!

Styling_Satoshi Kamei

Text_Shigeo Hasegawa

01 Tali Kushnir

中東・イスラエル発のブランド「タリ クシュニール」のワイドパンツは、7つ設けられたインプリーツと、急激なテーパードシルエットに特徴がある。コットンツイルという無骨な素材でありながら、女流デザイナーならではの繊細な発想が活かされているだけに、実際に穿くと美しいラインを描く。股上は深くウエストバンドも太めというクラシックなディテールを踏襲しつつも、どこかドレス感がありレザーサンダルとも相性がいい。

シャツ ¥43,000(+TAX)/THE GIGI
ニットTシャツ ¥22,000(+TAX)/McLauren
パンツ ¥40,900(+TAX)/Tali Kushnir
サンダル ¥29,000(+TAX)/STEVE MONO

02 cristaseya

2013年にパリをベースにスタートした気鋭のブランド。イタリア人と日本人デュオのデザイナーが手がけるパンツは、いつも新しいアイデアに満ちている。今季象徴的なのは、うっすらとチェック柄が浮かび上がるコットン100%のシアサッカーパンツ。極太のモロッカンパンツを想起させるこちらは、ウエストにドローコードを配してゆったり穿けるイージーな仕様。ゆるさと品格を持ち合わせているため、エスパドリーユにも革靴にも難なく合わせられる。

ジャケット ¥60,000(+TAX)/THE GIGI
セーター ¥30,000(+TAX)/JOHN SMEDLEY
Tシャツ ¥9,000(+TAX)/ARPENTEUR × SHIPS
パンツ ¥66,000(+TAX)/cristaseya
ソックス ¥1,500(+TAX)/SHIPS
ローファー ¥39,000(+TAX)/SHIPS

03 SHIPS

ライトウエイトのコットンを使用したカーゴパンツ。裾にドローコード、ウエストにはゴムと平紐を装備して、リラックス感満点の穿き味を追求しているだけに、ワンマイルからリゾート地まで、ヘビーユーズしたくなる。ミリタリー由来でありながら、軽やかな素材感は、サマーニットやリネンのジャケットといった柔らかなトップスとも好相性。脱力ムードを醸し出す普段穿き用カーゴとしてフル活用したい。

カーディガン ¥50,000(+TAX)/INIS MEAIN
シャツ ¥28,000(+TAX)/THE GIGI
パンツ ¥10,900(+TAX)/SHIPS
シューズ ¥54,000 (+TAX)/Paraboot for ARPENTEUR

04 BERNARD ZINS

シルエットはシャープでも、リネンシルクの素材感にゆるさのあるイージータイプ。すっきりとした美脚シルエットだけに、シャツやジャケットといったドッレシーな装いにもマッチするが、リネンシルク独特のドレープ感は、大人の休日カジュアルやリゾートカジュアルにこそ取り入れたい。ウエストのドローコードの先端には、ホーンが配されるなど、高級感が宿るディテールも見逃せない。経年変化で味のある風合いが増すため、長く付き合えるのもポイントだ。

ニットベスト ¥68,000(+TAX)/cristaseya
シャツ ¥59,000(+TAX)/cristaseya
パンツ ¥39,000(+TAX)/BERNARD ZINS
スニーカー ¥59,000(+TAX)/COMMON PROJECTS

05 SHIPS

通称“43カーキ”と呼ばれるミリタリー出自のワイド型チノをいまに再現。アメリカ陸軍士官学校で採用されていた制服のパンツをアイデアソースに、コーマ糸の双糸を使い、毛羽立ちにくく現代的に仕上げている。極太でありながらも裾幅がすこしだけすっきりとしたフォルムは、くるぶし丈のレングス設定でスタイリッシュに見える。低温の特殊な液体に通すコールドマーセ加工を施し、光沢とシャリ感を出しているため、夏の涼しげな装いに効果的に取り入れたい。

ジャケット ¥45,400(+TAX)/ARPENTEUR
シャツ ¥31,000(+TAX)/BAGUTTA
パンツ ¥12,700(+TAX)/SHIPS
エスパドリーユ ¥10,000(+TAX)/LA MANUAL ALPARGATERA × SHIPS